2012年8月11日(土)

咲花 ◆

咲花駅でSLばんえつ物語を降車します。
えっ、もったいない・・・と思う方もいるかもしれませんが、磐越西線の楽しみの一つはここ、咲花にあります!
まずは、下車直後にSLの発車を撮影します。



威風堂々、もくもくと黒煙を上げてSL発車です。



そしてSLばんえつ物語は咲花駅を去っていきました。



残されたのは私と数名の旅客、そしてSLを出迎えた地元の方。
静かになった咲花駅を撮影します。




さて咲花駅のお楽しみ、駅近くにある咲花温泉を目指します。
そう、この駅は温泉駅なのです。




咲花温泉、いろりの宿 ホテル平左エ門に向かいます。
咲花温泉に来ると必ず立ち寄る温泉宿です。
今回も日帰り入浴500円を利用します。
幸いお風呂には誰もいないので、お風呂を撮影しました。

内湯と露天風呂。



源泉かけ流しの湯なので、噴出し口に竹の湯飲みが置いてあり、飲泉もできます
硫黄の独特の味がします。



よくみると、お湯が緑色ですよね。
ここの温泉は緑色のお湯なのです。
旅館の方に聞くと、噴出すときは透明で、お湯が揉まれると緑色に変色するようです。
さらに日によって、乳白色や乳緑色などに変化するそうです。



のんびり温泉を楽しんでいると、内湯で「鈴木能面工房」の鈴木さんと出会いました。
ここの温泉はよく利用されるとの事。
住所交換をすると、後に年賀状を頂き、鈴木能面工房のサイトが記載されており、早速訪問させていただきました。
鈴木能面工房はこちら。

咲花(237D) → 新津(列車番号不明) → 長岡 ◆

咲花温泉でゆっくり過ごした後、20:23、新津経由で長岡に向かいます。
しかし、ここでトラブル。
新津駅に着くと、信越線の列車が止まっているとの事・・・
なんでも羽生田駅あたりで人身事故、あぁ〜、遅れちゃった・・・
ホテルのチェックインが遅れそう・・・
とりあえず、列車が発車するまで、写真でも撮ります。
おぉ、すべての出発信号機が
左に写っている貨物列車までも足止めを食らっています。



乗車予定の信越本線115系。
この塗装は新潟色。




20〜30分ほどで運転を再開し、このまま長岡に到着しました。
ホテル直行し、大浴場でお風呂を楽しみました★

2012年8月12日(日)
長岡(1724M) → 小出(2422D) → 柿ノ木 ◆

朝は早かった・・・
ホテルに宿泊したのに、朝ゆっくりできないのが残念ですが、この日は柿ノ木駅と飯山線を訪問する予定です。
ホテルを朝一番に抜け出し、只見線との分岐の駅、小出駅を目指します。
車窓から長岡駅前のヤードを見ます。
貨物牽引用のEF64がお休み中。



転車台まであるよ!



小出駅に着きました。
この駅で、只見線の乗り換えます。
この時、只見線は2011年新潟福島豪雨で、会津川口-大白川駅間が寸断されていました。
列車は本来なら会津若松粋なのですが、不通区間があるため大白川行きになっています。
代行バスもありません。
実はこれが今回の柿ノ木駅訪問のキーになりました。
小出より乗車しても、どうせ会津まで乗れない路線なら、これを逆手にとって柿ノ木駅を訪問してみよう。
しかも、代行バスもなく会津若松に抜けることができないので、旅人の乗車は皆無。
この機を逃すな!
という事で、柿ノ木駅に向かいます。
(2013年3月現在は会津川口〜只見駅間はバスの代行輸送を行っています。)

小出駅に止まっているのは、キハ40+47。
しかも新潟色と旧新潟色のおかしな編成。



狙い通り、車内には私以外誰もいません。



冷房のない車両なので、扇風機+窓全開!
わ〜〜〜〜気持ちいい!!



まず列車は魚野川を渡るところから始まります。



薮神駅を通り過ぎます。
わー、ローカルだ!



米どころ、魚沼の田園地帯を抜けます。



越後広瀬駅を通り過ぎます。
もともと列車の行き違いができる駅だったようです。



田んぼと川、ひたすら米どころを走ります。



入広瀬駅を通り過ぎます。
観光会館を兼ね備えた駅ですが、情報がなく営業しているかは分かりません。



柿ノ木 ◆

只見線の中でも特に異彩を放つローカル感の柿ノ木駅。
一度は下車してみたい駅の一つで、今回初めての下車になります。
訪問時には廃止のうわさがありましたが、2013年3月現在、ダイヤ改正により臨時駅に格下げとなりました。
廃止でないので、駅としては存続するようです。
しかし、列車が停まらないのでいっそう訪問する事が難しくなり、これが最初で最後の訪問になるのかもしれません。



私一人を降ろし、去っていくキハ40+47。



駅前は道路があり、民家もありますが、人の気配はありません。
とても静かな駅でした。





駅は、看板しかない棒線状ホームと物置のような待合室だけ。
本当に何もない駅でした。




待合室の中。
除雪グッズが青いビニールシートで覆われ、冬を待つ眠りについています。
時刻表を見ると列車は上下各4本ずつ。
いや、上下4本ずつでも多いくらいです。





時刻は朝の8時。
少しだけ降っていた雨も上がり、セミがワンワンと鳴きだし、草いきれがむっとする暑い夏の1コマです。
太陽が陰ると時折涼しい風がふと通り抜けます。
本当になにもない駅に来てしまいました。



駅ノートがあったのでイラストを残させていただきました。



やがて、乗ってきた列車が大白川で折り返し、再び柿ノ木駅に戻ってきました。
この列車で、小出駅に戻り只見線を後にします。




車内は私以外誰もいませんでした。



窓が全開なので、窓の外にカメラだけ出して撮影してみます。
まずは、トンネルの走行風景。



夏草の青々とした風景を進みます。



サボも撮影してみます。



列車は再び小出駅に戻り、只見線の柿ノ木駅訪問は終わりました。
2013年3月のダイヤ改正で柿ノ木駅が臨時駅になろうとは、この時の私は知る由もありませんでした。
旅はこの後、飯山線を進みます。