2013年3月1日(金)
小樽(2932D) → 目名 ◆

8:07の長万部行きの函館本線の列車に乗車します。
駅前のホテルなので、時間もたっぷりあり朝風呂に入って、ゆっくり過ごしました。
ふぇー、きもちいい!おっさんモードです★




駅構内。
あっ、お雛様だ!
この飾り方は一般的な飾り方ですね。
京飾りはお内裏様とお雛様が逆になるのです。



ホームに出ます。



今回乗る列車はこれ、キハ150。
函館本線非電化区間のエースです。



駅の照明にランプが使われています
燃料はオイルではなく電気ですが、風情があります。




車内はスーツ姿の人やら旅人やらで、いっぱいでした。
この込み具合では撮影はできません。
列車はそのまま倶知安に着きました。
北海道らしい駅名で「くっちゃん」と読みます。
列車はここで、しばらく停車し交換列車を待ちます。




鐘を鳴らすと、とてもいい音がしました。



比羅夫駅。
駅が「駅の宿ひらふ」になっていて、宿泊することができます。
山小屋のような宿泊体系です、まぁまぁお安く泊まることができます。
しかしよく考えると、小樽駅前のビジネスホテルのほうがずっとグレードが上です。
同じような宿泊料金で、もしかすると相部屋とかありえないので、私は小樽泊にしました。
雰囲気を味わいたい方向けのお宿ですね。



昆布駅に着きました。
駅前にはがあります。
日帰り入浴・宿泊もできます。



蘭越駅に到着。 ここでは交換列車待ちのため、少し停車しました。



キハ150をあらためて撮影。
この着雪、関西では見ることのできない光景です。





このあたりでは乗客もほとんどいません。
車内です。



目名 ◆

本日の目的駅の一つ、目名駅に到着しました。
ログハウス風の駅舎がとてもおしゃれです!





駅前には目名郵便局があり、商店もありますが、小さい町の駅という感じです。





駅舎には駅ノートが設置してありましたので、描かせていただきます。



残念ながら駅ノートは荒れていて、卑猥な表現のものもありました。
おもしろかったのは、最後のほうまでこんな絵が描いてありました。
新芽でしょうか?花のつぼみでしょうか?
この描き方は、きっと小さな子供が描いたのでしょう。
作者には申し訳ないのですが、ちょっとお借りします。



描かせていただきました!




イラストを描いていると、駅の保全にこられたJRの職員さんにお声をかけていただきました。
こういったイラストを描いて回っている旨をお伝えすると、大変興味を持っていただきました。
さらに、詰所からストーブを出してくださったり、コーヒーやお菓子まで頂き、身体も温まりましたが、それ以上に心が温まりました

目名(2937D) → ニセコ(2940D) → 長万部 ◆

目名より小樽方面に戻り、ニセコ駅にやってきました。
国鉄で初めてのカタカナ駅だそうです。
全国のJR駅でカタカナなのは、ニセコ、トマム、マキノ、ハウステンボス、オレンジタウン、スペースワールド、ユニバーサルシティかな。
やはり観光地、遊園地が多いですね。
そしてSLニセコ号の停車駅でもあり、交換設備もあり、駅としては大きな駅でした。





駅待合室。



駅前。
何もないように見えますが、駅前に(町営ニセコ駅前温泉)があります。



山小屋風の立派な駅舎。
この駅に、SLが入線して来るのはいい絵になりそうです。




綺羅の湯(町営ニセコ駅前温泉)の横にある、ラジオニセコ76.2MHzの建物と、マスコットキャラの雪像。



ニセコを出発し、再び蘭越、目名を越えて、長万部に着きました。
道中の写真は、窓の着雪がひどく撮影する事ができませんでした。
1時間少しで長万部(おしゃまんべ)に到着しました。
ここでは、1時間弱時間があります。




すごい雪の壁!



跨線橋から撮ってみました。
一面真っ白の銀世界!



駅舎は意外と小さい建物でした。
また駅舎には小さい待合室と、その横に長万部のマスコットキャラのまんべくんのグッズコーナーがあります。
まんべくんといえば、ツイッターの毒舌ツイートで有名になり、町役場に苦情が殺到する始末。
アカウント停止だの、グッズの版権がどうだのと大人の問題に発展していますが、純粋にこのキャラクター自体には悪気はない。
結局、中の人のモラルの問題ですね。
そんな、まんべくんは置いといて。





おなかが減ったので駅前のおそばやさん「そばの合田」さんでお昼ごはん!
かけそばですが、めっちゃあったまる!!



おそばやさんの方とお話しすると、普段はこんな大雪は降らないみたいです。
今年は異常なくらい雪が積もっていると言っていました。
そして長万部の観光マップをいただきました。
ここから海が近いので、ちょっと見に行ってみました。

やばいですよ、この海!
吹雪に加えて、暴風クラスの強い風!
私、自慢じゃないですけど結構軽量なんで【笑】、何度か風で飛ばされそうになりました・・・。
そして荒れ狂う海。
これって、もう恐怖ですね。





長万部(2846D) → 山崎 ◆

長万部から砂原支線経由の函館行き普通列車に乗車します。
ここからはキハ40の登場です。



中ノ沢駅を通り過ぎます。
北海道は車掌車を改造した駅舎が多いのです。



ここらで、長万部で買ったお土産、飴せんべいをいただきます。
ゴマ風味の甘くないせんべいの中に水あめが入っているお菓子でした。
お土産としてはそこそこおいしかったです。



北豊津駅を通り過ぎます。
この駅もなんか味のある駅です。



車窓には荒れ狂う海が広がります。



山崎 ◆

そんな荒天の中、山崎駅に着きました。
海に近い駅で、ホームからも海を見ることができます。



この駅で下車したのは、晴れた海を見ながらホームの待合室でボーっと過ごすこと!
・・・・という淡い幻想を抱いていましたが、見事に打ち砕かれました。

見ての通り海は荒れ、風は強く、天気は荒天。
さらに、風のせいか極端に寒く感じます。
まださらに、ホームに待合室なんてありませんでした・・・

考え甘かったです・・・




構内踏切を渡ったところに、モルタルの駅舎を発見!




海風にさらされているせいか、ずいぶんと痛んでいます。
とにかく寒いので、駅舎の中に逃げ込みました。



駅前です。



駅舎は半分が待合室、半分が保線員さんの詰所になっていました。
私が駅舎に入ると、3人の保線員さんが待機されています。
詰所の暖房がもれて、待合室も温かかったのがうれしかったです。

ホームで過ごす予定が狂ってしまい、駅ノートがあったので描かせていただきました。




北海道の駅めぐり達人アカネ^^さんの書き込みがありました。
そうなんですこの駅、「やまさき」と読むんです。
関西にある京都線の山崎駅は「やまざき」と濁ります。
そんなアカネ^^さん、海に向かって「やまさきー!」って叫んでます。




気がつくと、もう真っ暗です。
外に出ると、ゴーゴービュービュー風がうなっています。
もう恐怖以外、何者でもありません・・・
でも保線員さんがいるから大丈夫!
なんて思っていると、「ホームはすべるから危ないよ。」と言い残され、作業で出て行ってしまいました・・・
この先のポイント部分の保線だとか。
こんな夜に、そしてこんな風の中、本当にご苦労様です。

と、問題はこの後。
とたんに孤独感と不安と恐怖が・・・
しかも列車が遅れててなかなかこないし、怖い怖い怖い・・・・
ホント怖がりなんですよ・・・
やがて遠くに列車の明かりが見えたので、ホームに渡ります。




列車に乗車し、ようやくほっと一息。
安心感と温かさとで、うとうと眠ってしまい気がつくと函館の手前、五稜郭駅でした。

山崎(822D) → 函館 ◆ 

函館駅に着きました。
この駅は前年に急行はまなすに乗車した時に夜中に少しだけ降りただけですが、なんとなく懐かしい感じがしました。
北海道の玄関口の駅でもあるので、設備はとても立派です。




駅の外に出ました。
今夜から2泊、駅前のホテルに泊まります。
ちょうどこの頃から、しとしと雨が降ってきました。



この頃はまだ知る由もなかったのですが、ホテルにチェックインし部屋に入ってテレビをつけると、明日の天気をやっていました。
見ると、北海道全土が大雪になるとの事。
札幌市内でも大雪に警戒するようなことも言っています。
もちろん函館も。
風もますます強くなり、ホテルが揺れています。
明日はとんでもないことになりそうだ・・・