2013年12月22日(日)

酒田(12:53発) → 村上(15:04着15:07発) → 新潟(16:23着) ◆

酒田から村上までは気動車キハ40の旅です。
村上-酒田間はデットセクションの為、気動車が活躍しています。
デットセクションというのは、交流区間と直流区間の境目の事です。
この区間を走破する為には、交直両用のモーターを持った車両を走らせなければなりません。
ところがこの線区には、交直両用の普通車両は配備されていません。
そこで、電気を使わない気動車を走らせているという訳です。
特急や貨物列車、ジョイフルトレインのきらきらうえつ号は交直両用のモーターを使っているので走行できます。
鳴子温泉への行きの時に乗り換えた、黒磯駅と同じです。

旅は羽越線の北余目駅を通過しました。
冬の田んぼには白鳥の群れがいっぱいいました。




交直流のモーターを持つ電気機関車EF510-502号機とすれ違いました。
北斗星カラーです。
501号機は北斗星牽引用で運転していますが、502号機は貨物を引っ張る運用が多いようです。



五十川駅あたりで、日本海を見る事ができました。
冬の日本海は大荒れです。



寄せては返す大波が、車窓から見ていても迫力があります。
こんなの釣りどころの騒ぎじゃないですね・・・・




雨が降ってきましたが、向こうの空は晴れていて、夕焼けが見えます。
なんとなく神秘的な感じがしたので、「パシャリ」1枚撮影してみました。。



「特急いなほだ!しかも新車のE653系!!」
2013年12月現在、まだ485系も現役で、新車の登場はかなり違和感がありました。
そういえばこの車両、フレッシュひたちで常磐線で活躍していた車両ですね。
調べてみると常磐線で置き換えになり、余剰になった車両が羽越線に転籍したようです。




日本海側を進み夕方に新潟に着きました。
新潟まで来るとなんとなく、大阪を射程に捉えた気がします。
新潟に来るとコレコレ!
信越線に入る新潟色115系!!
このカラーリングを見ると、「あぁ信越だぁ・・・」という気がします。



とりあえず軽く何か食べよう。
新潟駅の駅そばをいただきます。



新潟(17:04発 快速くびきの4号) → 直江津(18:59着19:08発) → 金沢(22:15着) ◆

新潟からは481系の快速くびきの4号に乗車します。
481系や!
国鉄の特急顔と言えばこの顔、色は違いますが。
なんだうれしい気分です。




自由席はほとんどがらがらでした。



何この小窓?
だいたい白いスモークガラスが入っているのに、これは普通のガラス?
トイレ、透け透けやん。・゚゚ '゜(*/□\*) '゜゚゚・。



あっ、ちがいました、洗面所でした。



快速くびきの4号は途中、直江津から別れて、信越線の新井駅まで行きます。
ほとんど乗客もないまま、ゆっくりと休みながら列車は19時前に直江津に着きました。
ここからは鉄道会社が変わり、JR西日本の区間になります。
おぉ、見覚えのある列車が!!
ついに、ここまで帰ってきたなぁ。



特急はくたかの681系と、北陸本線の普通列車に使われている475系(たぶん)。
475系は今や新車の置き換えどんどん姿を消している、もと急行車両です。



カクカクの4人がけボックスシートに実を委ね、お酒でも飲みながら急行形車両で終点の金沢を目指します。
乗客も少なく、うとうとしている間に金沢に付きました。
私のような旅人や、家路を急ぐスーツ姿の人がいっせいに降りました。
ほとんど乗っていないと思ったら、結構、乗っていてびっくりです。
この日は駅前のホテルに宿泊し、ゆっくりと休みました。

2013年12月23日(月)

金沢(8:40発) → 福井(10:17着11:10発) → 敦賀(12:01着12:23発) → 新疋田(12:33着) ◆

この日は残念ながら雨模様。 大阪は射程圏内、金沢でどんなけ遊んでも最悪特急1本で帰れると言う安心保証付き。 と言うわけで、朝は寝坊してゆっくり目にホテルを出ます。
金沢駅前は、北陸新幹線開業に向けてすごく綺麗に整備されています。
さすがは、北陸の小京都と言われるだけの立派な駅になりました。



乗り込んだ列車は満席で福井まで、立ち乗りです。
北陸本線の521系です。
それまでは413系や、もと583系寝台列車改造の419系、昨夜乗った急行車両の475系が走っていたのですが、
敦賀-金沢間は521系に置き換わっています。
2013年11月からは521系の新車、3次車も登場しています。
北陸新幹線の影響もあり、大きく変化している北陸本線です。

列車は松任駅に着きました。
ここで後続の列車、大阪行きの寝台特急トワイライトエクスプレスの追い越し待ちです。




その間に撮りたいものは、これ!
遠めにしか見えませんが、金沢総合車両所、いわゆる松任工場です。
ここでは車両のメンテナンスや、廃車の解体などが行われています。
たまに現役を引退者ためっちゃめちゃ古い車両が解体待ちのぼろぼろの姿で留置してある事もあります。
googleで松任工場で画像検索するといろんな画像が出てくるほどです。
特に今はラッセル車の兜が留置してあるくらいで、特に何もいてません。
奥の方にレア車両があるのかも・・・



あっという間に寝台特急トワイライトエクスプレスが追い越し、列車は一つ一つ停車しながら福井駅に着きました。

福井では1時間ほど時間があります。
ここでは、1時間ほど時間がありますので、名物のソースカツ丼をいただきます。
例によっていつもご馳走になっている、駅前商店街中の小川家さんです。
今回は写真を撮る前に食べてしまいましたよ【笑】

福井駅ですが、この駅も駅前に北陸新幹線用の用地が確保してあります。
ホームも高架ですごく綺麗です。
ぱっと見、旭川駅のようにも見えます。



福井駅からはシートに座る事ができましたが、人が多く写真は撮れませんでした。
1時間弱で敦賀駅に到着、敦賀駅で乗り換えさらに1駅先の新疋田駅で下車しました。
本日最初でこの旅最後の目的地です。




この駅は鉄道写真の撮影ポイントで、この日も数人のカメラマンの方がホーム先端から列車の写真を撮影されていました。
ホームにこんな案内も。



駅舎は最近建て変わった用で、まだ真新しいログハウス風です。




駅舎の中には、この駅で撮影された写真がたくさん展示されていました。
ファンの方が勝手に貼っているのだと思いますが、JR側に黙認されてもいいような面白い光景です。



駅ノートがありましたので、描かせていただきました。




新疋田(14:33発) → 京都(15:58着) ◆

駅ノートも描いた事ですし、2時間h度お滞在し湖西線経由で大阪方面に帰ります。
湖西線は琵琶湖の西側を通りますが、比叡山から吹く風が強く、しばしば運休になります。
でも全線区高架で踏切がなく高速走行ができる事から、大阪を出る特急は湖西線を通ります。
途中、志賀駅を越えた辺りで、山のてっぺんに滋賀県のレジャー施設、琵琶湖バレイが見えます



キャンプやスキーなど楽しめる施設ですが、特にスキーでは琵琶湖バレイは有名です。
ここに行くには山頂行きのロープウェイで行きます。
運よくゴンドラを見る事ができました。



16時半ごろ京都駅に着きました。
この日は夕方に京都の錦市場に用事がありましたので、旅は京都までです。
重い旅道具をゴロゴロ引っ張りながら、京都の錦市場で買い物を楽しみました。
振り返れば、前日は宮城県の鳴子温泉にいたんですね。
今回は湯治半分、鉄道半分のいつもとは少し違う旅になりました。
1箇所にとどまって、その場所を深く探るのも面白いと感じた旅になりました。