2014年4月30日(水)

港町バスターミナル → 掛川駅前 ◆

2014年GWに長期休暇をいただき、ここぞとばかりに旅に出る私。
今回は2部構成。
1部は大井川鉄道2日間。
2部は旅友のB高さんに車で飯田線と名松線に連れてもらう2日間です。

4月30日、仕事の終了時間前からそわそわし出して、終了時間にお先ですと速攻で帰って、お風呂入って準備してご飯食べて・・・
そして少し早く大阪難波の港町バスターミナルにやってきました。
ここは全国に向けて発着する大きなバスターミナル。
地下にはJR難波駅、このビルの2階が港町バスターミナルなのです。
静岡行きのJRの夜行バスを待ち、22:00、定刻通りバスに乗り込み一安心です。
途端に仕事の疲れか、気が張っていたのが解けたのか、寝込んでしまいまして、気がつけば下車地の掛川駅の手前でした【笑】

2014年5月1日(木)

掛川 → 金谷 → 家山 ◆

旅はここから始まります。
前の日が雨だったので、少し霧が出ていますが、LINEのお天気は晴れ。
絶好の旅日和です。

掛川から金山ではJRを使います。
10分程で着きました。




トンネルを出てすぐの駅って、なんか雰囲気があっていいですね!
横須賀線の田浦駅もこんな感じだったと思います。



金谷駅すぐ隣、JRに並ぶように大井川鉄道の金谷駅があります。
銚子電鉄の外川駅や紀州鉄道の西御坊駅のような、小さな始発駅って感じですね。




近鉄特急だ!何で?何で??
と、始めて来た時は衝撃的でしたが、今回は大丈夫!
この顔のは、今も現役で吉野線を走る近鉄特急ですよねぇ。
つい最近、友達と待ち合わせに大阪阿部野橋に行ったらこれと同じ顔のが停まっていましたよ。
いつも身近な近鉄特急に、静岡のこの地で再会できるなんてとてもうれしい!
しかも大井川鉄道の近鉄車両に乗るのは初めてですわ。



わわ、すごい、昔のままだ!
最近の近鉄特急はシートやら何から何までがリニューアルされてるのですが、この車両は昔のまま現役です。
子供のころに乗った時の、車内の記憶がよみがえりました。
こんな色カーテン、体重をかけないと反応しない自動ドアの踏み板、網棚、プラ板の号車札、そしてシートと間仕切りなしのドア横のデッキ。
座席も近鉄特急らしい黄色いシートでした。






なんか懐かしい感覚に浸りながら、鼻歌気分で旅スタートです。
線路の隣には大井川が見えます。
景色もいいし、これは来た甲斐があります。



近鉄特急の車両ですが、大井川鉄道では普通列車です。
各駅に止まります。
途中、神尾駅に止まりました。
何このローカル感!
写真を撮る間もなく発車してしまい、終点の家山駅に着きました。



なんとなくですが、近鉄の吉野駅に来たような気分です。



ホーロー看板もいい味を出しています。



家山駅は大井川鉄道大井川本線の中間の駅で、列車交換もできて、駅員さんもいる比較的大きな駅です。
駅員さんに申し出て、駅のスタンプ押させてもらいました。




この列車は家山止まりで折り返し金谷行きになるみたいです。
そしてこの列車は新金谷で上下列車の交換をするので、さっき気になった神尾駅、行けますよねぇ。
行っちゃいます。
ということで、来た列車に再び乗車し、神尾駅を目指します。



ちなみに、切符ですが2日間有効の「大井川・アプトラインフリーきっぷ」を買っていますので、乗り放題です。

家山 → 神尾 ◆

そういえば、神尾駅って聞いたことあるなぁと思っていたのですが・・・
Yの部屋 管理人:Y.Kobayakawaさんのサイトで神尾駅って紹介されていましたね!
ゲーム・アニメAIRのキャラ、神尾観鈴ちゃんと同じ苗字の駅なので、記念してSLのオフ会をされたとか記事がありました。
ここの事だったのですね!

早速、神尾駅で下車しました。



この雰囲気、すごい。
他の駅とはぜんぜん違います。
私のローカル駅ランキング上位に入賞するほど、この駅の雰囲気は素敵です。
言葉では言えない落ち着くと感じがします。
まったりとした時間、風のにおい・・・深呼吸したくなるほど、落ち着くのです。

駅前は大井川、民家が1軒あるだけ、人の気配はありません。




たぬきの里ということで、山側の斜面にはには信楽焼きのタヌキの置物がたくさんあります。



ホームの先頭にも出入り口付近にも、あちこちにいらっしゃいます。




駅の出入り口。



大井川の雄大な流れ。
この景色を見ながらお弁当食べたらおいしいだろうなぁ。



小さな待合室があります。
屋根があって長椅子が置いてあるだけで、本当に簡単な待合室ですが、駅ノートが設置してあります。
通路が薄紫に染まってて、絨毯みたいです。
山手に生えている藤の花が散っているのでした。






この風景、私のお気に入りです。
このローカル感、最高ですね!



駅から出てみます。
1本道で、民家とトイレがあるだけです。
民家のつつじの花が、満開でした。





駅ノートは時間の都合で描けません。
こういう時は、自分用のイラストノートに描こう。
ということで、列車が車でホームでさらさらと描いて過ごしました。

神尾 → 千頭 ◆

神尾駅から再び家山方面に進み、大井川本線の終点の千頭駅に向かいます。
やってきた列車は、またもや近鉄特急車両。
「さっき乗ったのと同じかなぁ、あれ?少し違う?」
好奇心のカタマリのような私、気になったところはチェックしたくなります。

車番はまさかのトップナンバー、1號機!
そしてシートは2個1なんですね。
これって、もしですよ、隣に知らんおっさんが座ったとして、軽くペア席ですよね?
前の席から引っ張り出すタイプのテーブル、もういえば小さなころに近鉄特急であべの橋から吉野に行った時、こんなタイプでしたよ。




近鉄時代の紹介がありました。
この駅は奈良県の橿原神宮前駅ですね、今と何も変わってないです。



小さなころを思い出す懐かしい車両に乗って、全く新しい路線を訪問するこの感じ。
「懐かしさ」と「新鮮さ」を同時に味わう旅に、すでに胸いっぱいです。
列車は奥大井の茶畑の間を進み、大井川の上流へ進んでいきます。



まるで鉄道模型のような、長いガーター橋で大井川を渡ります。



大井川を渡る人用の吊橋。
これはいざ渡るとなると、ふざけないで緊張して渡らないと死亡フラグです【汗】



列車は大井川本線の終点の駅、千頭駅に着きました。
終着点にふさわしい立派な大きな駅です。



お世話になった、近鉄16001系。
楽しいひと時をありがとう!



電気機関車が停まっていました。
この車両って西武鉄道の車両じゃなかったでしたっけ?
後に調べると西武鉄道のE31系という電気機関車でした。
大井川鉄道のサイトには、2014年5月現在でまだ用途は決まっていないと発表されていました。
今後、客車を引っ張ったり、いろんな鉄道イベントに使われるのか楽しみです。



あっ、ヒロだ!
うそ、何これ、等身大の本物やん!
きかんしゃトーマスの長編「伝説の英雄(ヒロ)」に出てくる、ヒロがいました。
動くのこれ?!




いろいろ調べてみると、残念ながら動かないみたいです。
もともと静態保存されていたものを大井川鉄道に譲渡され、保存されていた車両のようです。
その後、ヒロの姿になり、2014年の夏の終わりまで、ここ千頭駅で保存されるとの情報でした。
なんとかがんばって、走ってくれないかな。
だって、伝説の英雄ですから。