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2014年5月1日(木)

千頭 → アプトいちしろ → 井川 ◆

大井川鉄道大井川本線から乗り換え、井川線に乗車します。
井川線はレール幅は大井川本線と同じですが、車両が格段に小さい、かわいいトロッコ列車です。
中部電力の井川ダム建設の際、資材と作業員運搬の役割を担った鉄道で、観光列車として復活したものでした。



車両のお話をすると、千頭方にDD20というディーゼル機関車が山登りを後ろから押す形で連結されています。
これが動力です。
井川方には、制御車両クハ600という運転台つきの車両が連結されいて、運転士さんが列車をコントロールします。
下の画像のが井川方の先頭車両、クハ600です。
こんなかわいらしいトロッコ風列車が、この先、奥大井の山を登っていきますよ。



客車同士は貫通部分がなく、一両完結です。
車掌さんも乗務されますが、各駅ごとに車両を入れ替わって乗務される為、あわただしく車内を回られます。
車内は2人がけのクロスシートと、1人がけのクロスシートと細い通路ですので、どれだけ狭いか分かると思います。



「走行中にドアを開けないでください」の表示。
ドアはすべて手動で、ロックがしてあるだけで走行中でも開くのです。



ゆっくりしたペースで、千頭駅を発車しました。
千頭駅構内は客車と機関車が留置されています。




次の川根両国駅に近づくと、側線に貨車が停まっています。



川根両国駅に着きました。



この駅にも車庫があります。



川根両国を過ぎたあたりから景色が山岳風景に変わってきます。
まずこんなつり橋の下をくぐります。
車内では車掌さんが沿線の見所などをアナウンスしてくれますが、この橋、地元の人で自転車で渡る人もいるとか。



実はこの日まで、大阪でも結構な雨が降って、このあたりも大雨だったらしく、川の水がにごっています。
どころどころ、川辺が崩れたような跡もありました。



なに、このピンクのかわいい駅!
川根領国駅の次の駅、澤間駅ですね!
下車してみたいなぁ。



しばらくいくと鉄橋を渡ります。
ここが3つの川が合流する地点だとアナウンスが入りました。
濁った川と、きれいな川が合流しています。





澤間駅の次の駅、土本駅に着きました。
土本駅は県道が整備されるまでは、ライフラインは井川線だったようです。
小さな集落で、数件の民家がありますがそのほとんどが土本さんなんですって。



土本駅の次は、川根小山駅です。
待合室が木製でかわいいんですが、待合室の前に留置線?
もうお気づきかと思いますが、井川線のホームは数十センチの高さしかありません。
車内に大きな段差があるので、ホームの端っこにホームがなくても、下車することができます。



川根茶の産地です。
きれいなお茶畑ですね〜。



この先もぐいぐいこんな渓谷を登っていきます。
あっ、斜面崩れた跡がある・・・




そして列車は、大井川鉄道井川線最高のやま場を迎えます。
アプト式の登場です。
トンネル脇に待機している細長い電気機関車が、アプト式機関車です。
そして、ここ、アプトいちしろ駅で最後尾のディーゼル機関車にアプト式電気機関車を連結します。



アプト式電気機関車が、堂々の入線です。
この先、アプトいちしろ駅から一駅先の長島ダム駅までは日本で一番高低差のある90パーミルの坂を上ります
通常の列車ではこの坂は登れないので、一番後ろに力の強いアプト式電気機関車を連結してさらに後押しするのです。



アプト式電気機関車ですが、ただの機関車ではありません。
機関車側面に歯車のロゴが入っていますが、その絵の通り、2本のレールの間にあるラックレールと機関車の歯車を噛み合わせて坂を登るのです。
日本でアプト式が採用されているのはここだけなんですよ。
その為、アプト式を一目見ようと、ファンの方がすごく多かったです。



アプトいちしろ駅では、機関車の連結のため数分停まります。
その間にホームでは、地元の方による柏餅も販売がされていました。
おいしそうなので、つい1つ買っちゃいました。



この柏餅、まだ温かかったです!
出来立て、すっごくおいしい!
柏餅、柏餅、そういえば明日は5月5日、こどもの日ですね!!



列車はやがてアプトいちしろ駅を、次の長島ダム駅に向けて、ゆっくり出発しました。
しばらくして、勾配標識90パーミルきましたね!
パーミルは、鉄道旅行記のゴールデンウィーク2013レンゲの花咲く北条鉄道 レンゲ畑の駅、パン屋さんの駅 【1】で説明したとおりです。
復習すると水平に1000メートル行ったら、垂直に90メートルに上がる(下る)坂のことです。
今回もアークタンジェントを使って、関数電卓さんで計算するとatan(90/1000)=5.142764557884242。
約5度の傾斜です。



これがその坂の途中です。
といってもそれほど分からないでしょう?
それは坂道の途中にいる私が、坂の写真を取っているので、平面っぽくしか写らないんですよ【泣】
実際に乗ると、傾いているのがよく分かります。



後ろからアプト式電気機関車が力強く押しています。



向こうの鉄橋からずいぶんと登りました。



おぉぉ!これが、長島ダム!
すっげー、放水中!!
前につり橋があるよ!



この橋、行ってみたい!!



列車は長島ダム駅に着きました。



アプト式電気機関車は切り離して、ここでさよならです。



長島ダム駅を出て、ひらがなの駅ひらんだ駅を過ぎて列車はどんどん山奥に行きます。
そしてダム湖に出ます。



この赤い鉄橋はレインボーブリッジというみたいですよ。
その真ん中の岬の先に駅があります。
奥大井湖上駅です。
日本で唯一湖の真ん中にある駅です。



ところでダム湖の周囲に元井川線の線路が見えます。
満水の時は線路が水没するみたいです。



奥大井湖上駅に着きました。
鉄道写真では、湖の真ん中にある駅のように見えますが、実際に見るとそんな感じはしません。



奥大井湖上駅を過ぎると、接阻峡温泉→尾盛→閑蔵→井川の順に進むのですが、尾盛駅、閑蔵駅の駅は後で紹介することにします。
それよりこの区間には、今度は日本一高い鉄橋、関の沢橋梁があります。



いやー、遠くの景色がよくみえますねぇ。



足元を見ると、ガクブルです・・・
川底からの高さ70メートル、高すぎる・・・・
列車は観光用にと、この高い鉄橋のうえで停車してくれました・・・
いや、もう怖いので、お願いだから早く行ってくださいよ・・・



向こうに連なる南アルプスの山々を見ながら列車は進みます。





中部電力井川ダムが見えてきました。
すごい大きなダムですね。
このダムの建設のために敷いた鉄道が、井川線なのでした。



大井川鉄道井川線の終点の駅、井川駅に着きました。
ホームは多きカーブして、この先線路はありません。





と、思ったのですが、実は井川駅構内で線路が分岐していて、その左記は閉鎖されたトンネルに繋がっていました。
なんだろうこの線は?
井川駅は有人の駅なので、駅員さんに聞いてみると昔はこの先に堂平駅があって、今も線路はかろうじて残っているとの事でした。
閉ざされた廃線、なんというかミステリアスな雰囲気ですね!



駅員さんと話をしている横に、こんな張り紙が。



ちょ、クマ!
いや、この後、私、尾盛駅に行くんですけど・・・
駅員さんに聞くと、列車は止まるので下車はできるけど、絶対に山の中には入らないでほしいとの事でした。
また、もしもの時は保線小屋を開放しているので避難してくださいと注意を受け、下車を認めていただきました。

どきどきワクワク、面白くなってきましたね。
その前に、終点の井川駅の散策するか!



あれ、下の道路に降りる階段が崩落して、駅から外に出れないのですよ。
これも駅員さんに聞くと、「残念ながら出れません」とのことでした。
ホームの端に仮で入り口がるけれど、今は機関車や客車の点検中のためホームには出ないでほしいとの事。
つまり、ここで缶詰なのですね・・・
駅前の場店はお弁当とか売ってなかったし、ちょっと残念でした。
あっ、トイレは助かりました【笑】

駅ノートがあったのですが、人が多いので恥ずかしくて描けないし、今回は見るだけです。



駅でまごまごしているうちに、折り返し千頭行きの列車の改札が始まりました。
今度は折り返しの列車で、尾盛駅に向かいます。
そういえば列車のヘッドマークのデザインが面白いですね!
今度は先頭がディーゼル機関車DD20になります。



尾盛駅、いったいどんなところなのか楽しみです!