2014年5月2日(金)
アプトいちしろ → 澤間 ◆
大井川沿いにずいぶんと下ってきました。
来るときに見つけたピンク色の駅、その正体は澤間駅でした。
趣のある木造駅舎が気になり下車しました。
ホームは大きくカーブしその先頭は、森の奥に続きます。
さっき、長島ダム駅で見た、12両の超ロング編成の列車だと、先端はホームのないあたりに停まるのでしょう。
線路脇にたたずむ保線小屋もいい感じです。
ピンク色の可愛い駅ですね!!
駅舎の割りに待合室のスペースは小さかったです。
しかもかなり年季の入った待合室です。
昔は切符の販売や、トイレの設備もあったのでしょう。
駅前は茶畑でした。
こういう雰囲気が、「あっ、私、旅に来てるんだぁ。」思わせてくれます。
1本列車が通過しましたがきにせず写真を撮ったりうろうろしたり、駅ノートがありましたので、イラストを残させていただきました。
暑かったので、こんな感じの女の子を。
(イラストはクリックすると大きく表示できます。)
澤間 → 土本 → 千頭 ◆
澤間でゆっくり過ごした後、1本列車に余裕があったので、土本駅に戻ります。
迎えに来た列車は超ロング編成のあの列車!
まさか乗れるとは思いませんでした。
長すぎてホームの端にはみ出していますね。
土本駅の次の駅、「かわねこやま」。
「カワネコ山」なんだ、大井川にちなんでか可愛い猫がいるもんだなぁ。
と、一瞬思ってしまいました・・・
「川根小山」でした。
この雰囲気、超ステキですね!
まさにローカル駅!
おなかが減ったので、いただいたお弁当をいただきます。
とても素朴なシンプルなおにぎりですが、とてもおいしかったです。
駅前はこんな感じです。
民家は4,5件しかなく、ほとんどのお宅が「土本さん」というそうです。
昔は、ここの通じる国道がなく、大井川鉄道が唯一のライフラインだったとか。
車掌さんが案内してくれました。
あっ、イモリだ!
実物を見たの、何年ぶりだろう。
土本駅を後にして、千頭駅に戻ります。
いよいよ、井川線の旅も最後、この
綺麗な景色を見てお別れです。
千頭 ◆
千頭からは大井川鉄道大井川本線に乗り換えます。
まず気になったのが、コイツ!
行きしなに見た「HIRO」です。
でかいなぁ。
横に映りこんだ近鉄特急車両も何気に気になりますね。
E31系電気機関車も気になります。
元、西武鉄道の車両で、引退後大井川鉄道にやってきました。
実際は、まだ営業運転はしておらず、千頭駅で目覚めの時を待っています。
元近鉄の特急車両と、元西武の電気機関車が、千頭で出会いました。
少しだけ時間があるので、千頭駅の外に出てみます。
駅前はお茶の産地ということで、茶店が多く活気があります。
ここからはSLの旅が始まります。
あらかじめ大井川鉄道のサイトでSLの乗車券を予約しておいたので、窓口で発券したもらいました。
SLの停車しているホームに向かいます。
ホームに行くとまずびっくりしたのが、デッキのある電気機関車。
しかもこの顔、図鑑とかで見たことあるよ。
形式はE10形というらしいです。
主にSLの補機として、最後尾から後押しします。
SLの客車を見ましょう。
国鉄時代の青いのと茶色いのが連結されています。
青いのはスハフ42とオハ47。
とにかくレトロです。
えきのて北海道13日間〜本州脱出篇〜 【3】 そして上越雪国へで紹介した客車と同じものです。
方や雪国で廃車、方や大井川鉄道で現役、使い方次第なのですね。
5号車、スハフ42。
4号車、オハ47。
3号車、スハフ42。
車内は国鉄の頃のブルーのシート。
丸い蛍光灯が吊ってあり、クーラーもなく、使い古された扇風機があります。
今のようなクーラーの設備がない分、屋根が高いですね。
乗務員用の小部屋もありました。
ここで青いのと茶色いのが連結されています。
茶色いのは、オハ35というみたいです。
そうそう、この車両は全部のドアが自動ではなく、手で開きます。
ドア横にも
「走行中は絶対に開かないでください」と注意書きがありました。
外装や内装に使われている金具は鋲です。
車内はこんな感じです。
なんと、木製!
これには感動しました!
椅子や壁、網棚など、すべてがレトロ、しかも製造された当時のままです。
ドア横のデッキ部分と洗面所です。
洗面所は封印され、今はSLの乗務員の方の控え室になっています。
さて、ここまでSLの客車を紹介しましたが、次はいよいよSL本機です。
そして約1時間ほどのSLの旅を楽しみます。