2014年5月3日(土)

豊橋 → 大嵐 ◆

昨日までの大井川鉄道とは打って変わって、今度は飯田線の旅になります。
この日の予定は、飯田線大嵐駅まで行き、そこで旅友のB高さんと待ち合わせ、B高さんの車で飯田線沿線を巡ります。
これまで電車でしか行ったことがない飯田線。
小和田駅の入り口や中井侍駅の道の先にはなにがあるんだろう?
予てからの疑問が解決しそうな、そんな楽しみな旅になりそうです。

早朝。
眠い目を擦りながら、飯田線の始発列車に乗車しました。
飯田線は、えきのての旅でもよく登場するので見所だけ写真を撮って、あとはうとうとしながら進みます。

なんか名前が戦国っぽくてステキな、長篠城駅。



城西駅〜向市場駅間にある、第6水窪川橋梁。
通称、渡らずの鉄橋。
見てのとおり対岸に渡ることなく、岸に引き返す、へんてこな鉄橋です。



結局、湯谷温泉駅付近の渓流や、鬼の顔をした東栄駅などはスルーでした。
列車は定刻どおり、大嵐駅に着きました。
この駅も、これまで、えきのてでも何度もご紹介したので、今更「おおあらし」と読まないでくださいね【笑】





トンネルにはさまれた小さな交換駅です。
この駅の楽しみにひとつは駅ノート。
かなりのバックナンバーがあって、駅ノート絵師の皆様も想い想いイラストを残されています。



今回は、全国区の駅ノート絵師、木葉きろはさんの作品を丸パクリします。
キャラの立ち位置、頭身、背景もほぼコピーです。
キャラだけ、きろはさんの和服に対して、私は和ロリに挑戦です!



(クリックすると大きく表示されます。)


ちなみに後日、同じよに全国区の駅ノート絵師のS.nagataさんがこられて、同じように作品を残されました。



イラストを描いて遊んでいると、車でB高さんがいらっしゃいました。
「おはよーございます!お世話になります。」
いよいよ車の旅の始まりです。

大嵐駅 → 夏焼トンネル → 大嵐駅 → 天竜川林道分岐地点 ◆

大嵐駅の先には昔の飯田線のトンネルが残っています。
数キロの長いトンネルで夏焼トンネルというそうです。
まずはそのトンネルの先に行ってみます。



車で数分走ったように思います。
ようやく出口です。
出口からひんやりとした冷気が、すごくきもちよかったです。



実はトンネルを抜けると、この先はがけ崩れで通行できなかったりします。



こちらの川沿いの道も荒れ果てていて車では無理そうです。
これでも県道なんですね。




川に下りることができます。
ここは小和田駅など飯田線のローカル駅から見える川で作業をされている方の乗船場所だそうです。
この日も、工事の方の車が停まっていました。



この先に進めませんので、折り返します。
再び長いトンネルを抜けると、来る時は気がつきませんでしたが、大嵐駅の旧ホームの跡が川側にあります。




というわけで、夏焼トンネルを楽しんで再び大嵐駅に戻ってきました。
ところで、大嵐駅前には川を渡る橋があり、その先には小さな村があり、その先に温泉がありました。
昔1度だけ徒歩で訪問したことがあります。
そんなコースを進むのかなぁと思っていたら、そんな甘くはない!

今度は、橋を渡るすぐ手前の細っそい林道を突っ込んでいきます。
この道、本当にどこかに繋がってるんかい?
そんな感じの林道です。
通行止めってなってますよ?



道はすっごく荒れています。
落石ごろごろで、誤って踏んでしまうとパンクするかもしれません。
慎重に慎重に・・・
途中、ところどころに飯田線の線路を見ることができます。



ぎゃ、生々しい落石。
これ最近崩れたんだろなぁ・・・・こわいこわい・・・
なんというスリルドライブなんでしょう!



くねくねと曲がりくねった細い道が続きます。
景色が開けたとおもったら、また山の中に入ったりと、めまぐるしく変わる景色がすごく面白い!



あっ、路肩がないよ!
車を停めてみてみると・・・
路肩が全部、谷底にもって行かれたようです。
あぁぁ、こわい。



よく見たら、車を停めているあたりの下の土も、えぐれてなくなってるんじゃなくて?
ちょっと危険だわ、この場所!



しばらく走るとこんな場所にでました。
天竜川林道分岐地点です。
昔ながらの看板がステキです!



右は静岡県、左が長野県なんですね。




天竜川林道分岐地点 → 門谷集落 → 小和田駅入り口 → 中井侍集会所 ◆

しばらく走ると、少し開けたところに集落がありました。
門谷集落というみたいです。



川を挟んだ反対側にも集落が見えますが、何集落なんでしょう?



B高さんの手書きの地図。
カーナビも当てにならず、地図にも道が細すぎて出てないこともあるそうです。
しかも目印がわからないので行き過ぎたり、迷ったりするみたいで、こういう時は手書きの地図が一番と仰っていました。



塩沢集落の中に、JR飯田線小和田駅に下る入り口があります。
ここを下ること1時間ほどで、あのローカル駅、小和田駅に行くのですね。
なんか信じられない気分です。




塩沢集落です。
年季の入った廃車が放置されていました。
すごい、この車種は何でしょう?



この小さな橋を渡ると長野県に入ります。
長野県天龍村です!



しばらく進むと、川の対岸に集落が見えます。
「あの集落はいったいなんでしょう?」



ということで私のカメラ、30倍ズームの登場です。
30倍ズームで対岸を走る車を撮影すると・・・けっこうはっきり映ります。



この調子で集落を撮影するとこんな感じです。
でも実際どこにも名前らしきものがないので、結局何集落かわからなかったんですが・・・・



「これ、集落の名前を知る、ヒントになりませんか?」



「なんて書いてあるかわかる?」
「いやいや、さらに拡大してみますが、それはわからないですよ・・・」



ところが、B高さんが今朝、大嵐駅に向かうまでに撮った写真にこの看板が映っていました。
その写真とこの画像が見事に合致し、坂部(さかんべ)集落だとわかりました。
30倍ズームがはじめて役に立ちましたよ!

なんか思わぬところで役に立った私のカメラ!
気分は上々、この先を進みます!
続いて中井侍の集落に入りました。
集会場がありました。



「あのカーブミラー、見て、意味わからないから。」
えっ、何のことだろう?



自転車のりば?
ほんとだ、意味がわからない・・・どういうこと?
サイクリング用の自転車を乗るような場所なんかな、それにしてもこんなカーブで乗らないよね。
バス乗り場のように、座席がいくつかある自転車の乗り場かな?
いや、こんな急な坂、上り下りするの大変でしょ・・・
目的がわからない「自転車のりば」の標識でした。



この後、まだまだ飯田線沿線の山の中のスリルドライビングが続きます!
車の旅もなかなか面白いなぁ★