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2015年2月20日(金)

千頭(10:19発) → アプトいちしろ(11:01着) ◆

井川線の列車は千頭を出発し、しばらくは川沿いをゆっくり走ります。
この辺りはまだ民家もあり、隣の川根両国駅に着きます。
川根両国駅は鉄道職員さんの詰所があり、留置線や車庫もあります。
留置線には貨車が置かれています。




大井川を渡る吊り橋。
この吊り橋をくぐった辺りから、いよいよ山岳路線っぽくなってきます。



澤間駅、この辺りは、線路から見える大井川の景色を楽しみます。



澤間駅-土本駅間にある鉄橋。
ここでは列車はゆっくり進み、3つの川が合流するポイントとして観光案内が入ります。




水量が多く、水が穏やかだと、水鏡に映った綺麗な景色がみれます。



突然列車が急停車。
といっても、もともとゆっくりゆっくり走っているので、それほど衝撃はありません。
鹿が線路をさえぎっていたようです。
線路脇に避難して、様子を伺うニホンカモシカ。



す、すごい、トンネルの上・・・ざーっと崩れています。
これ、トンネルがなければ完全に不通レベルですね。



対岸の崩れ方もすごい・・・・



崩れた土砂が川をせき止めたのでしょうか。
茶色に見えるのは、何かの鉄骨です。
この辺りは地盤が弱く崩れやすいのですね、こわこわ。



列車はアプトいちしろ駅に着きました。
大井川鉄道井川線の見所のひとつで、この駅でアプト式機関車を増結し、1駅先の長島ダム駅まで日本唯一のアプト区間です。
大勢の乗客がカメラ片手に、アプト式機関車の増結作業の撮影です。



アプト式機関車ED901号機の入線です。



はい、やわやわ・・・もうちょいです。



がしゃこーん!連結OKです!



連結作業が済むと、撮影していた乗客が車内に戻ります。
私はこの駅で下車しますので、列車をお見送りしました。




やがて警笛一発、列車はゆっくりとアプト線区間を登って行きました。
下車したのは私一人。
ゆっくりと駅訪問を楽しみます。
駅舎は小さなものですが、ほとんどがアプト式機関車の乗務員さんの詰所です。
一般の待合室は小さなスペースで椅子が数個あるだけでした。
駅ノートはありません。




時期が少し早かった・・・
もう少し暖かくなると桜が咲き乱れ、木々も青々として、美しい景色が期待できますが残念。



駅舎の中に懐中電灯が数本吊るされています。
説明を読むと、この先、廃線を利用したハイキングコースがあり途中のトンネルの歩行のために無料貸し出しされているものでした。
少しだけ行ってみたいと思います。

駅を出て線路沿いに進み資材置き場の裏側が旧線が始まります。
旧線は長島ダム完成前に使われていた線路で、ダムの完成と共に廃線になり今のアプト線区間が誕生しました。
もともとあった川根市代駅が少しだけ移転し、今のアプトいちしろ駅になったのでした。
そしてこの資材置き場こそが、昔の川根市代駅のホーム跡です。
当時の駅看板も残されています。



その先、ぽっかりとトンネルの穴があいています。
トンネルの先がカーブしているせいか、出口の明かりも見えず、真っ暗です。
懐中電灯に光も足元を照らすだけです。



しばらく行きましたが実はこの駅で、旅友のB高さんとmihopapaさんと待ち合わせているのでした。
このトンネルと廃線の探検は、また次の機会にでもという事で駅に引き返しました。
寒かったので、駅舎の中でくつろいでいると、さっき押し上げて行った機関車が、長島ダムより別の列車を連れて下って来ました。
そして、手際よく機関車と列車を切り離し、目の前を通過し引込み線へ引き上げて行きました。



アプト式機関車が引込み線に入り、ポイントを本線側に切り替え、信号の操作を行うのは、アプト式機関車の乗務員さんのお仕事。(・・・だと思われます。)
おそらく引込み線側に、そのような操作をする機械が設置されているのでしょう。
アプトいちしろ駅に停車中の列車が、引込み線のアプト式機関車に向けて警笛を連打して「早く信号を変えてくれー!」と言うような合図を送っています。

そして安全確認が取れて、列車は千頭方面に出発しました。



さっきの列車での降車客は0人。
相変わらずこの駅には私とアプト式機関車の運転士さんの2人だけ。
気まずいし、さぞかし怪しかったことでしょう・・・・
気を取り直して、ホームをゆっくり撮影します。

ここにきたら、これを撮影しないと!
90パーミルの勾配標識
90パーミルとは、1000分の90の事で、1キロ行って90メートル登ることです。
アークタンジェントを使うと角度を求める事ができ・・・・以下略。



勾配とラックレールでも観察しましょう。
ホームの先、いきなりぐいっと線路が持ち上がっているところから90パーミルの上り坂です。



アプト式は、機関車が持っている歯車と、ラックレールの歯形をかみ合わせて進みます。
これなら滑り落ちる事もないですね。



ホームの寒桜、もうひといきで咲きそうです!
がんばって!



そういえば・・・今日はまだ、歯も磨いてないし、顔も洗ってない・・・まぁ不潔。
夜行バスを降りてからここまで、身づくろいしてなかった私です。
アプトいちしろ駅のホームには少し大きいトイレの設備があります。
ここの洗面台をお借りして、身支度を整えました。
ちょうどその頃、B高さんとmihopapaさんが車で来られました。
B高さんとは久しぶりの再会、mihopapaさんとはこの時が始めての顔合わせとなりました。
mihopapaさんはとてもお人柄がよく、人見知りの私でもすぐに打ち解ける事ができました。

そして、お昼を食べていない私にお弁当サービスまで・・・ありがとうございます。
静かなアプトいちしろ駅で、3人で優雅にお弁当を頂きます。
あぁ、大人の遠足ってこんな感じなんですね。
とてもおいしかった・・・ごちそうさまでした。
これでもう少し温かかたら最高でしたが、十分楽しかったです。


しばらくしていると、アプト式機関車に動きが・・・。
いったいなんだ?
単機で勾配を登って行きます。



しばらくして、別の列車を連れて下りてきました。
てっきり、アプトいちしろ駅で列車を連れて登り、長島ダムで列車を連れて下ってくるという規則正しい運行かと思っていましたが、実はそうではないようです。
もしかして、接阻峡温泉〜井川間が不通の為、列車の行き違いなどの関係で、こんな変則な事になったのかとか想像していました。



車掌さんに「乗りますかー?」と言われ、3人そろって「乗りませんー」と返すと、列車は「信号機変えてくれ」の合図をビービー鳴らす手順を繰り返した後、発車して行きました。
でも不思議なのがこの列車乗客が0人。
入線して来たのが13:03頃、時刻表の見間違いかもしれませんが、こんな時間に定期列車はなかったような・・・。



アプトいちしろ(13:12発) → 接岨峡温泉(13:40着)◆

さっき下って行った列車が奥泉で交換する、上りの列車13時12分に乗車します。
B高さんとmihopapaさんは車での行動、私は列車で行動しますので、次の合流地点は接阻峡温泉駅です。
列車はアプトいちしろ駅で私一人を拾い、アプト線区間の勾配を上がります。
やがて、緩やかに線路がカーブし、押し上げているアプト式機関車とこれまで登ってきた線路が見えます。
先にアプトいちしろ駅を出た車のB高さんとmihopapaさんは、トンネルの上に見える白いガードレールの道路から、この列車を撮影されていました。



大迫力の長島ダムが見えてきました。
今は水量が少ないので、放水は1箇所だけで勢いもそれほどありません。



線路を登りきったところにあるのが、長島ダム駅。
GWには斜面一面が芝桜でピンクの絨毯になります。



長島ダム駅でアプト式区間は終わり機関車を解放します。
そして 長島ダム駅を越えると、長島ダムのダムこのほとりを列車はゆっくり走ります。



トンネルの手前が、ひらんだ駅。
駅前には綺麗なトイレと、ボートを湖に運び入れる機材が置かれています。



ひらんだ駅を越えると、朱色のレインボーブリッジを渡り奥大井湖上駅です。



水量が少ないので、削れた山肌が姿を現しています。



奥大井湖上駅の対岸には、ダム湖に沈む前の線路が今も残っています。



鉄橋やトンネルもそのままで、水量が多いと水没します。



奥大井湖上駅。
ここは、翌日にじっくりと回りましょう。



終点の接岨峡温泉に着きました。
この先、井川駅までの区間が土砂災害で不通の為、全列車がここで終点となります。
ホームは改札の時間が決まっており、それ以外の時間はホームに立ち入る事ができません。
もっとゆっくり撮影したかったのですが、残念です。




駅前は1〜2軒の民家があるだけ。
そのうち1軒は露天風呂のある民宿でした。
調べてみるとペットと一緒に泊まれるお部屋があるみたいです!
そう言えばうちの犬、お留守番大丈夫かな・・・



接岨峡温泉駅は有人駅で、木造の小さな駅舎です。
駅舎の半分は駅員さんや乗務員さんの詰所でした。



駅ノートがありましたので描かせて頂きます。
駅ノートを描いているとB高さんとmihopapaさんが来られ、追いつかれてしまいました。
会話しながらしばらくイラストを描いていると、最初は私達の他に人はいなかったのですが、折り返しの列車の時間が近づくにつれ人が増えてきました。
うわぁ、恥ずかしい・・・
一旦、駅ノートを描くのを止め、列車を見送る事にしました。
そして人が少なくナット期を見計らい、一気に描き上げ!

見送った列車は私が本来乗る列車だったので、この駅から次に訪問予定の奥大井湖上駅はB高さんの車に同乗させていただきました。
湖の上の駅を鉄道ではなく車道側からアプローチし訪問します!
楽しみです。