2015年2月21日(土)

接岨峡温泉駅(車移動) → 奥大井湖上駅 → 奥泉駅 ◆

接岨峡温泉駅からはB高さんの車に同乗させて頂き、奥大井湖上駅を目指します。
車で約10分ほどです。
B高さんとmihopapaさんは、接岨峡温泉駅訪問前に奥大井湖上駅に立ち寄られたとの事で、なんだか二度目の訪問になってしまいスミマセン。
奥大井湖上駅は文字通り、ダム湖の上にある半島の先にある駅
その為、対岸に車を止めて、そこから徒歩での訪問になります。
ちょうどこの位置に車を停めて、これから向かう駅を撮影しました。



目指す奥大井湖上駅は、ここですよ、ここ。
かなり遠くないですか!?



mihopapaさんは車に残られ、私とB高さんの2人で、奥大井湖上駅に向かいます。
付近には駐車場もあり遊歩道が整備されています。



ちょうど線路の真上に来た頃、タイミングよく列車が到着しました。



列車が去った後のホームです。
日の光が水面に反射してすごく綺麗に見えます。



レインボーブリッジの脇までやってきました。
後はこの橋を渡ると、奥大井湖上駅です。



駐車場から大体10分くらいで、奥大井湖上駅に到着です。
距離はありますが下りですので、ぜんぜん平気です。




中部の駅百選に選ばれた駅で、大井川鉄道の中でも有名な駅でもあります。
その為、列車や車で訪れる人も多く、この時も私達の他に多くの観光客がいました。




千頭方のホーム先は湖上に突き出ています。
真下は湖。
結構高いところにあり、お尻の辺りがゾクゾクします。



ホームには幸せを呼ぶ鐘が設置されていて、願いをこめて錠をしていく人も多いようです。
どうぞお幸せに。



ここに、千頭方面行きの列車がやってきました。
この列車が井川線の最終列車です。
実は結構人が多く、この列車でほとんどの人が乗車され、千頭方面に帰って行かれました。
最終列車で千頭駅からの乗り継ぎは、大井川本線の金谷行きに接続でき、金谷からの東海道本線、さらに浜松・静岡から東京・大阪方面の新幹線にも十分間に合います。




手を降ってお見送りしました。



とたんに静かになるホーム。
一番落ち着く瞬間です。
ところで、奥大井湖上駅には駅裏に休憩施設があります。




山小屋風の建物で、休憩できるスペースにテーブル椅子と、トイレの設備もあります。
飲食ができるかどうか分かりませんが、景色を見ながら一休みできます。
車掌さん曰く、「夏場は前の木々が生い茂るので景色はあまり期待できませんよ。」との事です。
確かに、手前の木や湖面の木が茂ると、なんだかあまり見えない気もしますね。



奥大井湖上駅の対岸は、旧井川線の線路跡が残されています。
これはダム湖ができる前の線路で、水量が多いと水没する部分があります。
ホームから対岸の線路跡やガーター橋の跡を見る事ができます。



誰もいなくなったので、ホームとレインボーブリッジを再度撮影しておきます。




奥大井湖上駅には駅ノートがありますので描かせて頂きました。
この駅の雰囲気、なんだかRPGのマップにありそうで、そんな感じに仕上げてみました。




この日の宿泊地は、奥泉駅近くの民宿です。
前回もここに宿泊し、その時の感じがすごくよかったので、今回も同じところにしました。
B高さんとmihopapaさんは日帰りの為、奥泉まで送って頂きお別れです。
すっごく、楽しかったです!
ありがとうございました。

2015年2月22日(日)
奥泉(**:**発) → 奥大井湖上(**:**着) ◆

朝は始発に合わせて行動開始ですが、大井川鉄道井川線の始発はすごく遅いのです。
朝はゆっくりお寝坊できました。
しっかり朝ご飯も食べて、奥泉駅に向かいます。




奥泉駅のホームからはお茶畑の景色が楽しめます。
お茶の産地静岡県らしい景色です。



線路幅はJRと同じ1067ミリの狭軌です。



さて、この日の行程ですが、午前中、再び奥大井湖上駅に訪問します。
前日も訪問していますが、今回は列車での訪問です。
駅訪問のアプローチにこだわっているわけではありませんが、なんだか列車で訪問してみたいと思ったのでした。
さらに、当日の天気は雨。
きっと昨日と違った景色が楽しめるはず!
接岨峡温泉行きの列車に乗車します。

やはり雨だとぜんぜん景色が違います。
昨日と同じ赤い橋も心なしか寂しく感じます。
崩れている箇所は、今まさに崩れたような感じです。
すごくスリリング!



アプト機関車の連結作業は、もちろん雨の日も行われる作業です。
晴れの日に格好良く行われている鉄道写真をよく目にしますが、雨の日はずぶぬれになりながら行われる過酷な仕事でした。
改めて鉄道員さんの苦労が分かりました。



連結風景は昨日しっかりと見ましたので、今度はラックレールに注目してみます。
ラックレールの開始位置ってどうなっているのだろう?
いきなり歯が出っ張っていると、歯車がうまくかみ合わないんじゃないか?
と思って観察してみると・・・



このように、緩衝部分がありました。
この板はばね式で、おそらく機関車側に付いている歯車に板を密着させ、歯車の同期を取るんだと思います。
そしてラックレールの開始位置の溝の浅いラックから順に噛ませ、ギアの痛みを減らしているのでしょう。

面白い機構ねと思いながら、アプト式区間を楽しみます。
昨日とはぜんぜん雰囲気が違います。
雨の日もいいですね。





あっ、ダム横にある旧トンネルの入り口。
不気味にぽっかりと口をあけています。



長島ダム駅に着きました。
機関車を切り離し、列車は接岨峡温泉駅に向けて出発です。
ふと見ると、連結していたアプト式機関車が単機で下って行きます。
てっきりこの駅で下りの列車を待つのだと思っていましたわ。



ひらんだ駅、駅前のダム湖の様子。
この感じ、この空気、言葉にできませんが、なんだか落ち着きます。



奥大井湖上駅に到着しました。
こんな雨の日なのに、私の他に海外から来られた団体さんが下車されました。



しっとりしたこの空気、落ち着きます。





休憩所に上がってみました。
もやがかかり、これはこれでとても美しい景色です。



奥大井湖上駅の対岸は、旧井川線の線路跡が残されています。
水没したトンネルがなんとも不気味です。



幸せの鐘「風の忘れ物」。
雨の日は寂しい感じがします。
そんなところへ千頭行きの列車がやってきました。



ところで、奥大井湖上駅にはホームに設置してある駅ノートの他に、休憩所にもノートが設置してあります。
今回は時間が短かったので、さっと描かせて頂きました。