2015年8月6日(木)

なんばOCAT(湊町バスターミナル) → 長岡駅前 ◆

2015年、夏。
今年の夏は東北をぐるっと一周回ろうと計画を立てました。
実は大阪から、結構離れてて行きにくいの東北、特に太平洋岸。
東日本大震災の後ということもあり、被災地でお金を使おうという私なりの募金のつもりで訪問を決めました。

まずは大阪の難波にある湊町バスターミナルから夜行バスに乗ります。
「湊町」はJR難波駅の前の駅名で、関西線の始発の駅として親しみがありました。
私が小さい頃に駅名が変わり地下駅になり、大きく変化しましたが、昔の地上駅だったのをなんとなーく覚えています。

このOCATビルの2階から各地への高速バスが発車します。
ここから新潟行きのバスに乗車し、途中の長岡駅バス停で下車します。

2015年8月7日(金)

長岡(7:07発) → 新津(8:02着8:40発) → 会津若松(10:42着) ◆

バスは定刻どおり、長岡駅に着きました。
ここからJRに乗り換え、北海道東日本パスを使います。
JR東日本とJR北海道が7日間連続で乗り放題になるお得なパスです。
長岡駅からは普通列車で、磐越西線乗換駅の新津駅に向かいます。

長岡駅から1時間弱で新津に到着しました。
やっぱり高速バスは疲れます。
途中、休憩や何やらで車内ががさがさする事もあり、ちゃんと寝た気になれません。
高速バスの疲れで、列車内で寝ていました・・・。



磐越西線の発車までしばらく時間がありますので、ホームで写真を撮ります。
うまくやってきたのが、特急しらゆきの車両E653系を使った、快速おはよう信越!
おぉ、なんて新鮮な車両!



次に見たのが、これ。
国鉄急行色のキハ47+キハ48!
ここで完全に目が覚めました。
おそらく、磐越西線の馬下駅あたりから新潟方面行きの普通列車だろうとおもいます。









先頭は新潟色のキハ47+48が連結された4両でした。
まさかの国鉄急行色に、発車間際まで撮影しまくりました。




国鉄色のキハといわれると、真っ先に思い浮かぶのが、全国区の駅ノート絵師、木葉きろはさん。
大のキハ好きで、早速LINEで画像送りまくりました【笑】

さて、旅は磐越西線で会津若松に向かいます。
磐越西線の会津若松行きは、キハE120+キハ110の2両編成でした。
キハE120は新潟エリアの新しい車両で、ほとんど乗る機会がありません。
この車両に乗って、磐越西線を楽しみます。
UVカットガラスのため、窓が若干グリーンです。



新津から2時間で会津若松に到着です。
会津若松では急いで乗り換えます。
ちらっと乗ってきた車両を撮影します。



会津若松(10:48発) → 七日町(10:51着徒歩)→ 会津若松 ◆

会津若松より、只見線で1駅となりの七日町駅に向かいます。
車両は会津鉄道の車両で、西若松から会津若松までJRに乗り入れます。
乗り換え時間が少ないので、急ぎ気味に乗り換えました。

七日町駅で下車します。
会津若松に来る時は、よく七日町へ足を伸ばし、会津の街並みを散歩しながら、会津若松駅まで歩いて帰ってきます。
今回は散歩に加えて、実家の両親にサクラ肉を送る為に立ち寄りました。
七日町駅は、屋根の形やホームの雰囲気などから、昔は交換駅だったのかもしれません。
小さいけれど、おしゃれな駅舎で、駅舎の中には、おしゃれな雑貨店が入っています。





駅から踏切を越え、東に数分歩いたところにある、「肉の庄治郎」さんでサクラ肉を買います。
馬肉です。
てっきり冷凍かと思ってたら、なんと生肉!
しかも、大阪までたった1日半ほどで到着するようで、クール宅急便で送る事ができました。
後日談ですが、私が旅から帰宅した頃にはお肉は跡形もなく、両親いわく、臭みが全くないおいしいお肉だったようです。
また冷凍と違って、すごくやわらかかったそうです。



ぶらぶらと歩きながら、会津若松を目指します。
酒蔵や雑貨屋さん、漆器屋さんが軒を連ねる会津の商店街を歩くこと15分。
めっちゃめちゃ暑い・・・とにかく暑いの何の。
ここ、東北なのに、大阪より暑い!
よく冷えたラムネを飲みつつ、いろんなお店で涼みながら、会津若松に戻ってきました。
ごろごろ荷物を引っ張り、暑さ故、写真はほとんど撮りませんでした。



白虎隊でおなじみの会津若松駅はお城のような、酒蔵のようなデザインです。




とりあえず、お昼ご飯です。
お昼はさらっとおそばです。
よく考えると会津若松の駅そばを食べるのはこれが初めて!
おいしかったです!



会津若松(13:20発) → 郡山(14:40着14:53発) → 福島(15:40着16:04発) → 赤岩(16:21着19:23発)→ 米沢(19:52着)◆

会津では3時間くらい時間を取り、温泉に入ったり、街を散策したりで過ごしました。
特に会津若松駅前にある温泉、ここ気持ちいいんですよ

旅は、会津若松からは、磐越西線の電化区間、普通列車郡山行きに乗車します。
見かけは211系っぽい感じですが、719系です。
しかもあかべぇ塗装!



車窓には会津磐梯山、別名会津富士の雄大な景色が楽しめます。
駅でドアが開くと、夏真っ盛りのむっと立ちこめる田んぼのにおいがします。



会津若松を出て、1時間20分。
列車は郡山駅に着きました。
ここから東北本線を福島駅まで行きます。
列車は結構な混み具合で、写真はありません。
こういうときは、寝ます。

郡山-福島間は50分弱で着きました。
ここからは山形線に入ります。
山形線は新幹線と併用軌道になりますので、線路幅は新幹線と同じ広軌です。
その為、同じ719系でも広軌用の5000番台の車両がやってきます。
16時台の米沢行き普通列車に乗車し、20分弱で本日の目的駅、赤岩駅に着きました。
元スイッチバックの、超ローカル駅です。



炎天下の赤岩駅・・・とにかく暑いです。





ホームの写真を撮った頃には、暑くてカメラに見た事のないマークが付きました。
なんでも温度が上がりすぎると点燈するマークで、とにかく冷ませとの指令。
私も暑さでフラッフラです・・・
ちょっと待合室で休みつつ、今度はスイッチバック跡を撮ってみます。
ところが、下草が多くどこがホームやらぜんぜん分からず。



奥にトンネルがあるので、この道が線路跡なのは確か。
たぶんこの左手がホームのようなんですが・・・



あっ、あった!
ホーム跡!



なんだか熱中症になりそうなので早々に駅舎に避難し駅ノートを描きます。
地元の方でしょうか、赤岩駅が大好きというおじ様と少しお話をしました。
その方は少し写真を撮ると車で旅立たれました。
新幹線はバンバン通るけど、普通列車はなく、人もまったくいない赤岩駅。
あまりの暑さで、人がいないのを良い事に、上半身シャツ一枚で涼みます
そして駅ノートを描かせていただきました。
ここの駅ノートは有名絵師さんが多く作品を残しています。

木葉きろはさんの作品。
あっ、可愛い。



私の作品、タイトルは「下着de赤岩」
ほんと暑かったんです・・・DAKARA買っといてよかったよ。



絵を描いているうちに時間も経ち、やがて夕方になりました。
ふと人の声が聞こえ、工事関係者の方が、帰ってこられたようです。
こんな暑い中、本当にご苦労様です。

日も暮れるとようやく涼しくなりました。
今度は昼とはまったく違う、夜の赤岩駅になります。



今度は、駅舎以外真っ暗で、どこか不気味で、獣の気配がします。
やがて、米沢行きの列車がやってきました。
赤岩駅3時間滞在でした。

列車は20分ほどで、米沢駅に到着しました。
新幹線も止まる、大きい駅です。
明るい駅に出るとなぜかほっとする私。




今夜のお宿は米沢駅前のホテルです。
ここで2泊します。
朝からの付疲れもあり、早々にチェックインし、この日はぐっすりと休みました。
明日は山形鉄道です!