2015年8月8日(土)

米沢(7:18発) → 峠(7:35着) ◆

ホテルの朝は、6時起き。
朝からシャワーを浴びて、食べ放題の朝食バイキングを制覇し、米沢駅から旅はスタートです。
この日の行程は山形鉄道を満喫すること!
その前に、再び山形線を、福島方面に進み、峠駅に立ち寄ります。
米沢駅から20分弱で最初の目的駅に着きました。

峠駅は新幹線開通前は、スイッチバックの駅でした。
豪雪地帯らしく、スイッチバック設備はスノーシェルターの中にあったようです。
その後、山形新幹線が開通しスイッチバックの駅は姿を消し、峠駅はスノーシェルターの中に移転されています。




では、峠駅を隅から隅まで写真で紹介します。
まずはホーム福島方です。
トンネルの出口がスノーシェルターにつながり、すぐ駅になります。
その奥には、かつてスイッチバックの引き上げ線として使用されていたトンネルがあります。




ホーム中ほどに、当時から使用されていたであろう駅看板がありました。



続いて、ホーム米沢寄りです。
この手前に現在の駅出入り口があります。



続いてホームから米沢方にあるスイッチバック本線跡です。
この先に旧峠駅があります。
現在も少しだけ線路や転轍機が残されています。
この道が駅の入り口になっています。




スノーシェルターは木造で、脇から表に出る事もできます。



スノーシェルターを抜けると、旧峠駅跡の広場に出ます。
出発信号や架線柱がそのまま残されています。
写真左の鉄パイプ製の柵の奥側に、構内踏切があり2面2線の旧峠駅のホームがありました。
今は石庭になっている辺りです。




旧峠駅付近から、本線側を見たところです。
スノーシェルターはやや痛んでいますが、当時の姿はそのままです。



案内看板もありましたが、「旧ホーム」と記載があるので、新駅が完成した後に書かれたものと思います。



峠駅といえばここ!
ご存知、峠の力餅の本店です。
入り口は、なんだか人ん家みたい。
庭を楽しみながら進みます。



名物の力餅はお持ち帰りも、お店の中でもゆっくりいただけます。
壁には当時の写真がたくさん掲示されています。
許可を得て撮影させていただきました。
お店の方、ありがとうございます!




店の庭には、湧き水があります。
この日は、直近に雨が降らなかったので水は枯れていました。
お店の方のお話では、雨の日は逆に水がにごって、飲用は難しいとの事でした。



峠の力餅を買い、ホームに戻ります。
駅では数少ない普通列車に合わせて、駅売りをされています
独特の掛け声にあわせて、名物峠の力餅を販売され、乗客は短い停車時間の中でドア越しに買い求めます。




峠(8:35発) → 米沢(8:52着9:39発) → 赤湯(9:56着10:45発) → 西大塚(11:01着) ◆

峠駅より朝ごはん代わり・・・いえ、第二朝ごはんに峠の力餅を食べます。
さすがに全部は無理。
残りはお昼においておくとして、山形線を山形方面に手順に乗り継ぎ、赤湯駅にやってきました。
赤湯駅は新幹線の止まる駅で、周りの駅と比べすごくモダンな建物です。
駅名看板は、駅舎と合わして色が違います。




赤湯駅のホームの造りですが、少し変わっています。
まず新幹線開業前は駅舎側に棒線ホームが1面1線、そして真ん中に島式ホーム2面4線、の計5線だったのですが、
新幹線の線路幅が広く、ホームとホームの間に2線取れず、1線を廃止しています。
その為、現在は駅舎側に棒線ホームが1面1線(新幹線)、真ん中に島式ホーム2面4線のうち1線を廃止し2面3線で使用しています。
このほかにも、奥羽本線の新幹線併用区間で対向式の駅は、同様に改造された駅が多いです。
上から見ると、線路の作りがよく分かります。



駅舎は新しいのに、跨線橋は昔のままでした。
このあたりのバランスの違いが、面白いところです。



駅舎は天井が高いドーム型をしています。
天井にグライダーがつるされていますが、ここ南陽市はハングライダースポットがあるようです。




赤湯駅では1時間ほど時間がありましたので、一通り撮影してホームに戻るとちょうど山形新幹線E3系!
ケータイで動画を撮影したりと、関西では見る事のできない車両を楽しみました。



赤湯駅は反対側にも出口があります。
表側とは違い、ログハウス風の駅舎です。
駅前は静かな住宅地でした。




時間が経つにつれ日も高くなり、気温もぐんぐん上がってきました。
あぁ暑い・・・



ここからは山形鉄道に乗車します。
新幹線が止まるホームの一番端っこに、ちっちゃくぽつんと停車していました。
山形鉄道は赤湯駅から荒砥駅までを結ぶ、元国鉄の路線で、車両はYR-880です。




山形鉄道のロゴマーク。
愛称はフラワー長井線で、さくらんぼにちなんでか、サクラの花のデザインです。



私が乗車した車両は、運よく「もっちぃ列車」でした!
山形鉄道のキャラクターをあしらったラッピングのようです。
なんだか、ほっこりするきり絵のようなラッピングです。




定刻どおり発車です。
ここから約16分でこの日の2つ目の目的駅、西大塚駅に到着です。




山形鉄道には国鉄時代の古い木造駅舎が残っています。
西大塚駅はそのひとつで、駅舎の造りや待合室の雰囲気がすごくよかったです。






駅ノートがあるので描かせていただきました。
あまり時間がないのでささっと描かせていただきました。





全国区の駅ノート絵師、木葉きろはさんのイラストもありました!
でも落書きされていて残念です。
私のもいつか餌食になるんだろぁなぁ・・・まぁいいや。その時はまた描こう!
後続の列車で、次の目的駅に向かいます。