2016年5月4日(水・祝)

長野(12:37発) → 越後鹿渡(14:41着) ◆

長野駅では大阪の実家へのお土産とお昼ご飯で時間を過ごし、12:37発の飯山線越後川口行きに乗車します。
車両はキハ111+キハ110の2両編成です。



これより駅ノート絵師合宿のメーンとなる飯山線に足を踏み入れます。
飯山線は北陸新幹線開業で、飯山駅が新幹線停車駅になりました。
今後、飯山エリアがますます盛り上がるのを楽しみにしています!

長野を出ると、進行方向右手に車両基地が見えます。
ここは廃車になる車両が集まっており、たまに、すんごいのが留置されています。
この日はご老体の115系がいてました・・・奥にはEFなんだろう?
ちょっとレアなのがいます。



長野らしい、りんご畑の中を通り抜けます。
りんご畑の奥には、北陸新幹線の高架が見えます。



信越本線から一部しなの鉄道に入り、豊野駅より再びJR飯山線に入ります。
飯山線は長野県内では千曲川に沿い、新潟県内では名前が変わり信濃川沿いに進みます。
その雄大な流れは車窓からも楽しめます。




飯山線を2時間ほど乗り続け、車窓の信濃川にもそろそろ飽きてきた頃、本日2つ目の目的駅の越後鹿渡駅に着きました。
数ある飯山線の駅の中で、特に駅名が素敵だったので、この駅で下車してみようと思いました。
「鹿渡ですよ、鹿渡!」
なんだか、子鹿がぴょんと渡ってきそうな、そんな名前。
イメージだけで下車しました【笑】



もちろん、子鹿なんていませんが、ホーム上屋根がすごく年季を感じる駅です。
ホームは1面1線の島式ホームで、飯山線標準タイプの駅舎があります。
昔は1面2線の交換駅として使用されていたのでしょうか。
1線が廃止になりその上に駅舎が建っています。




飯山線の駅舎は、だいたいどこもこのような形をしています。
地震対策として最近に次々に立て換わり、今はほとんどがこのタイプです。




駅舎の中は、広いように見えて実はほとんどが倉庫で、待合室部分はこれだけです。



駅ノートが設置してあり、描かせて頂きました。
駅名通り、鹿のイメージです。



越後鹿渡駅は駅近くに鹿渡温泉があります。
今回は駅ノートを描かせていただき時間がありませんでしたが、次は立ち寄ろうと思います。
続いて、10分ほど長野方面に戻って越後田中駅を訪問します。


越後鹿渡(16:34発) →  越後田中(16:45着19:29発) → 北飯山(20:38着) ◆

越後田中駅で下車します。
2010年に下車して以来、6年ぶりの訪問です。
駅舎は6年前から建て替わっていましたが、駅名看板が取り換わったくらいで他は何も変わっていません。
越後鹿渡駅と同じく、三角屋根の小屋のような駅舎です。




滞在時間がたっぷりあるので、駅周りを散策したり、駅ノートを描いたりして時間を過ごします。
駅ノートは駅舎の中に設置してありました。
駅ノートを描かせていただきます。
女の子を越後田中駅まで、連れ去ったところです【笑】



実はこのイラストには元ネタがありまして、
mixiでいつも仲良くしていただいている、HINAMIさんからキャラをお借りしました。
この旅の道中、HINAMIさんのmixiにアップされていたイラストをたまたま拝見しコメントしたところ、
HINAMIさんから「あすかさんなら色んな所に連れて行ってくれそうですね!」との事でしたので、さっそく新潟県の越後田中駅に連れ出しました。
元イラストはこちらです。
ちなみに、HINAMIさんのオリキャラだそうです。


(HINAMIさんに掲載許可を頂き、画像をお借りいたしました。ありがとうございます。)

ぱっと見、借り物競争だ、これは!と思ってしまい、第二走者は私で、新潟県越後田中駅まで。
果たして第三走者はいるのかな!?

一人駅舎で、ニヤニヤと妄想しながら描いているところを、誰にも見られなくてよかった。
駅ノートを描きあげた頃には、外は真っ暗。
画像はカメラが勝手に補正してくれるので、明るく写っていますが、本当はもっと真っ暗です。
日が暮れると、駅舎の明かりがオレンジ色にあたりを照らし、幻想的な風景になります。






越後田中駅の駅ノートには、全国区の駅ノート絵師、木葉きろはさんが過去に作品を残されています。
真っ暗闇に浮かぶ越後田中駅の駅舎を、モノクロでうまく表現されています。
しなの荘の浴衣っ娘も、うなじのあたりがとても美しい!
生イラストが見れて本当によかったです。




越後田中駅では、この旅で一番長い滞在時間、2時間44分を過ごしました。
これだけ時間がありますと、イラストを描いて散策してといろんな事ができるわけですが、ひとつ我慢しているのがおトイレ・・・
実は、駅にはおトイレの設備がないのです・・・【笑】

19:29、長野方面行きの迎えの列車に乗ると、まず車内のおトイレに直行です。
そして、すっきりしたところで、この日の行程は終了です。
宿地の北飯山駅に到着したのは20:38。



翌日の駅ノート絵師合宿の舞台となるホテルに前泊します。
チェックインし、夕食を求めて夜の飯山の街をぶらつきます。




商店街の中にありました!
いいやま食事所「あたご亭」さん!
ここのみゆきポーク豚丼がめちゃおいしかったです!



この日は、越後田中のお絵描きが印象に残りました。
HINAMIさん、楽しいネタ振りをいただき、ありがとうございました。
引き続き、どうぞ仲良くしてやってくださいませ。



2016年5月5日(木・祝)

北飯山(6:42発) → 戸狩野沢温泉(6:51着7:05発) → 桑名川(7:24着) ◆

朝は相変わらず寝坊から始まります。
いや、タイマーセットしたはずが、なぜか鳴らず、起きたら6時を回ったところ・・・
おい、6:42に間に合わないぞ!
6:42を逃すと、目的駅に向かう列車は11:16までありません。
急いで支度し、ばたばたと宿を出て、何とか間に合いました。
乗車した列車は途中駅の戸狩野沢温泉行きです。
乗り換えに15分ほど時間がありましたので、飲み物を買ってきます。
残念ながらコンビニはありません・・・ご飯系が買えないのが痛い。



戸狩野沢温泉駅で、十日町行きに乗り換え、約15分。
7:24に桑名川駅に着きました。本日最初の目的駅です。
桑名川駅は1面2線の島式ホームで、列車交換が行われる駅です。
この時も、上下の列車がこの駅で交換しました。
GW中なのに部活の朝練でしょうか、ジャージ姿の女子高生が数人乗車されました。



側線が1本、その先の小屋は除雪車の車庫になっています。
このあたりは、超豪雪地帯で、冬場は数メートルも積もる大雪で、運休になる事もしばしば。




駅に着きうろうろしていると、この風景が一番この駅らしい!と思える風景に出会います。
駅ノートにはこういった、その場で思い付いたものを描くようにしています。
桑名川駅の場合は、この景色でした。
構内踏切から見える駅舎と、作業用の側線。
3本も線路があるのに、まったく人の気配のないローカル駅。
つかの間、私一人で駅を占領したような気分になります。



駅舎は新しく建て変わっています。
立派な駅舎ですが、ほとんどが公民館で、駅待合室はわずかなスペースでした。
もちろん無人です。
あと、おトイレがあるのがありがたいです。




駅ノートは駅舎内に設置してありますので描かせて頂きました。
早朝の駅ノートへのお絵描きは、眠いので少し気分が乗りません・・・
しかし描き始めると、少しずつ目が覚めてきましたが、イラストはこんな感じに仕上がりました。



1時間少しでさらっと描いてしまい、時間が余ったので駅前を散策です。
一点透視は描きやすいのです。
訪問したのがGW真っ只中!
このあたりは少し気温が低いのか、タンポポがきれいに咲いています。
でも残念ながらセイヨウタンポポでした・・・



桑名川(9:26発)→上桑名川(9:33着) ◆

続いて、1駅長野方面に戻り上桑名川駅を訪問します。
前から少し気になっていた駅で、ホームが少し高い所にあり、田舎の景色を楽しむ事が出きる駅です。
列車をお見送りし、早速ホームからの景色を楽しみます。






景色を楽しんだ後は、駅に続く道を下ります。



途中の民家に元気なわんちゃんが!
あはっ、この子がめちゃめちゃ可愛いんです。
こわがらせてごめんねぇ・・・・




一通り散策して、駅に戻ってきました。
駅は1面1線の棒線ホームで小さな待合室があります。
駅に続く途中に、芝桜がきれいに咲いています。




上桑名川駅らしい風景に出会いました。
小さな駅入り口、そこから坂を上って駅にたどり着く、この景色を駅ノートに描きたいと思いました。
駅ノートは駅待合室の中に設置したあります。




少し端折って描きます。
しかもこの角度からだと、駅舎は見えませんが、見えるように描いてみます。
メイキングはmixiで紹介しています。



駅舎の中はすごく木の香りがします。
なんだか癒される香りなのですが、ヒノキで出来ているようです。



駅ノートを描いている途中、列車が通過しました。
飯山線の観光列車、おいこっと号です。
客扱いはしませんが、一旦停車し、すぐに発車して行きました。
手を振り見送ります。



上桑名川駅では2時間16分ほど時間があり、11:49の越後川口行きに乗車します。
この列車には、今回の駅ノート絵師合宿参加メンバーで、駅ノート絵師の河合野好さんが乗車されています。
車内で合流し、この先は2人で行動します。