2013年4月5日(金)
大阪(101C) → 大久保(945M) → 姫路(列車番号不明) → 岡山(3117M) → 児島(2529M) → 讃岐塩屋 ◆

2013年春は、北海道函館に行き、鹿児島指宿に行き、紀伊半島一周し、最後に四国を一周で締めくくろうと旅に出ました。
しかし、2013年3月16日にダイヤ改正があり、新しい時刻表を買っていないという状態。
時刻表がないとダイヤを調べるのに一苦労します。
yahooの路線情報で調べれば楽じゃないかと思われるかも知れませんが、途中下車や折り返しなどを含めた時刻を調べるのはやっぱり時刻表が便利です。
それに加えて、長年、時刻表を使っていると慣れもあります。
新しく買うのはお金がもったいないので、今回はyahoo路線情報でダイヤを調べ、過去の時刻表で列車情報を調べ、手間のかかる作業になりました。

今回は四国を松山→高知→徳島→高松と反時計回りに一周りにしてみます。
一周といっても鉄道を利用するので線路沿いに進むことになります。

ダイヤも出来上がり、旅当日。
まずは最寄り駅の始発列車に乗り、大阪駅から山陽本線を岡山まで進みます。

途中、大久保駅で下車し駅スタンプを押します。
駅スタンプを集めるのも旅の楽しみの一つです。
そして、姫路駅。
朝ごはんに「えきそば」を食べるのは、もう定番でしょう。
えきのてでは何度となく紹介している「えきそば」。
麺は中華麺を使用した一風変わった駅そばです。
7:15、朝ごはんです。



姫路から山陽本線を岡山に進み、瀬戸大橋線に乗り換え、快速マリンらいなーを児島まで。
児島で同じく瀬戸大橋線の琴平行き普通列車に乗車し、瀬戸大橋をわたります。

平日に瀬戸大橋を渡る事はあまりないのですが、そのせいか人が多いです。
さらに、瀬戸内海には普段見れないような大型タンカーが航行しています。
わぁすごい、かなり大きいなぁ!



琴平行きの普通列車は坂出を通らないルートで直接土讃線に進入します。
ちょうど丸亀駅を過ぎた時に、すんごいものとすれ違いました。
なんと、フリーゲージトレイン!
おぉぉっ思っているうちに、下車する讃岐塩屋駅に着きました。



駅には写真撮影にこられている方が数人います。
ちょっと聞いてみると、案の定フリーゲージとレインの撮影に来たようです。
しかも折り返しが、すぐ戻ってくるというので待っているところだとの事。
がんばってね★



私としてはフリーゲージトレインより讃岐うどん!
さっさと駅を後にします。
讃岐うどんは、ここもえきのてでは定番のお店、「味見亭」。
時刻はまだ10:21、ここでは讃岐うどんという、2度目の朝ごはんを食べます。
めっちゃめちゃ、おいしい!



駅に戻ってくるとカメラ少年たちは、帰った後。
ははぁん、もうフリーゲージトレインはもう車両基地に戻ったか。
実は私、折り返しが来ると聞いたときから確信していました。
フリーゲージは多度津にいる!
もし多度津にいなく予讃線に入ったいたとしても、私の行程がフリーゲージトレインを追いかける行程なのでどこかで捕まえることができると。

讃岐塩屋(1229M) → 琴平(4241D) → 坪尻 ◆

予想通り。
多度津のホームに入っているフリーゲージトレインを捕まえることができました。
一番左のホームにひときわ異彩を放つのがフリーゲージトレイン。



その正体。
ところで、新幹線とJR在来線とではレールの幅が違うのを知ってますか?
この列車はその異なるレール幅でも走ることができる列車、フレーゲージトレインなのです。
フリーゲージトレインは、将来、新幹線を四国に導入する時の実験用車両。
広い新幹線のレール幅から、狭い在来線のレール幅に乗り入れる事を目的に作られた車両です。

ですので、一般の乗客は乗れません。



車番はGCT01-201から203の3両編成で、第二次試験車両です。



多度津で停車中にフリーゲージトレインを捕え、なんかラッキー♪って感じで、琴平にやってきました。
松山に行くのになぜ琴平?
いやちょっと坪尻駅に立ち寄りたいんです。



琴平から電車ではなく、ディーゼル車になり、讃岐財田駅に着きました。
いつものようにこの駅では特急南風の行き違いをします。
その間、ホームに出て深呼吸!



坪尻 ◆

12時半ごろ、坪尻駅に到着しました。
私が大好きな駅の一つで、今回も2時間半ほど、この駅でゆっくりします。
今回は春の訪問で、陽だまりぽかぽかの、とても気持ちのいいお天気です。



1年ぶりの訪問になるのですが、少し変わった事といえば、行けの横に小さな出入り口ができている事ぐらいです。




駅前は桜が咲き、下草の芽が吹き、春真っ只中です。



坪尻駅前です。
集落へ続く道です。




踏切を渡り山を登ると、国道に続きます。



山桜は散り始めています。
桜吹雪が、はらはらと舞ってとてもきれいです。



やがて上りの琴平方面域の列車が到着しました。
この列車で保線作業員の方が2名下車されました。



駅に荷物を降ろすと、二手に分かれ作業にいかれました。



後にお話をすると、トンネルを超えたところの橋の調査だとか。
ご苦労様です。
私は、まったりと駅ノートにイラストを残させていただきました。

(クリックすると大きく表示されます。)


静かで、まったりとした普段は味わえない時の流れを満喫し、次の列車で一路阿波池田まで向かいます。

坪尻(4253D) → 阿波池田(4248D) → 琴平(1254D) → 多度津 ◆

坪尻を出て、次の箸蔵駅と佃駅の間で列車は大きくカーブして吉野川を渡ります。



列車は阿波池田に着きました。
坪尻駅は普通列車でも通過する場合は、次に乗車する阿波池田から琴平に向かう列車は坪尻駅を通過します。
その為、一度坪尻駅を脱出し、阿波池田で折り返し琴平に向かおうという作戦です。



阿波池田では1時間半ほど時間があります。
阿波池田での時間のつぶし方ですが、駅前には廃れた商店街のほか何もありません。
そこで私は、5分ほど歩いたところにあるショッピングセンターに向かいます。
ちょうど、阿波池田バスターミナルのところにあります。
スーパーをうろうろしてビールを買ったりお菓子を買ったり、地元の食材を見て楽しんだりします。
100円ショップや薬局もあり、ここで旅に使うアイテムを揃えることもできますよ。
今回はアイスを一本勝って、駅前の小さな公園のベンチに寝そべって食べることにしました。
わっ、芝桜めちゃきれいやん★




うとうと眠りそうになりましたが、そろそろ列車の時間。
駅に戻ります。



ホームに戻ると、特急剣山185系が停車中。
真ん中の車両はアンパンマン仕様です。
普通列車はキハ32です。



再び坪尻を通過し、琴平で乗り換え、多度津に戻ってきました。
多度津といえば午前中にフリーゲージトレインがいた所です。
もう、車庫にもどこにも見当たりません。
一体どこに行ったのかな。



どんどん台数が減ってきているキハ47。
新型車量に置き換わり、老朽化したこれらの車両はもうお払い箱です。



多度津(149M) → 観音寺(4573M・4675M) → 松山 ◆

暮れ時の予讃線を松山まで走ります。
まず見所はここ。
海に浮かぶのはこどもの守り神津嶋神社
ここは祭事のある毎年8月4日と5日の二日間だけ、橋が架けられ渡ることができます。



その祭事にあわせて開業する臨時駅、津島ノ宮駅です。
2日だけしか開業しないので、長期休止中の駅を除くと日本一営業日数の少ない駅になります。



観音寺に着きました。
ここではまたまた珍しい列車に遭遇です。
団体専用列車、キハ185系のアイランドエクスプレスUです。
一見は不通の特急のようですが。



夕陽のデザインがとても素敵な車体。






22時を少し回った頃、終点の松山に着きました。
今日の皇帝はここまで、今夜は松山駅前に宿泊です




1日天気が良かったのですが、翌日は大荒れの天気予報。
台風ほどに発達した低気圧が日本列島にかかり、一日暴風となるようです。
列車、止まらないかな。