2007年7月28日(金)

新津 → 会津若松 → 猪苗代(?) → 会津若松 →塔のへつり ◆

新津から会津若松まで磐越西線を乗車しました。
が写真は一枚もありません。
きっと前々屋夜のムーンライトながら、その後の海水浴、そしてその夜から今朝にかけてのムーライトえちごで疲れてしまって寝てたのでしょう。
早くも会津若松に到着です。
会津若松には8:49につきました。
ふと見ると向こうのホームに快速あいづライナーが停車中です。
めずらしいことに、この日はたまたま代走の583系の原色が入っています。
予定では会津若松でいろいろと遊ぶ予定を全て中止して、早速乗車しました。




原色の583系はこの当時からもすごく貴重な車両で、2014年現在でもこの編成は残存しています。
当時は関西地区では急行きたぐにが現役で583系の運用事態はあったのですが、関西色に塗り替えられ、原色が見れるのはここと博物館ぐらいです。

内装です。



本当はダメなんですが、当時の私は興味津々。
寝台ベッドになるって聞いていたので試してみました。
すみません、写真とって寝転んですぐに戻しましたけので・・・



3段ベッド格納部分です。
網棚を倒してこれを引っ張り出すと、3段寝台になるんですね。



パンタグラフの下は隙間が少ないので、ここだけ2段寝台です。



網棚は通路側に軸を中心に180度開きます。
奥はパンタ部分なので幅が狭くなっているのが分かります。



発車まで時間があるので、外回りをチェックします。




よくわからないのですが、こういうのも何かの役に立つのかなと撮影しておきます。



めずらしい側面幕です。
その横に★★の寝台マーク。
星2つの意味はいまだに分かりません。
三ツ星レストランとかの星マークと同じ意味かな?



いつか583系が絶滅したときに、後世へ伝えることが出来るでしょうか。
車番も撮影しておきます。



記憶があやふやですが、確か猪苗代まで乗車したと思います。
猪苗代で普通列車と交換するので、下車してすぐに反対ホームに渡り会津若松まで引き返しました。
なんかばたばたしましたが会津若松駅です。



ここからは会津鉄道に乗車します。
会津浪漫花号に乗車します。
なぜか写真は1枚もありませんでした。
この列車は3つの異なった車両が連結され、展望シートの車両、お座敷の車両、窓のないトロッコ車両をつないでいます。
そのうち窓のないトロッコ車両は2009年に廃車になりましたが、JRのキハ30改造車でした。
この当時は普通に乗車することが出来ました。
観光列車のため、深沢橋梁で一旦停車します。



11:02、塔のへつり駅に着きました。
この駅は、駅付近に民家1軒もない林の中にあります。
出入り口には小さな待合室があるだけです。



駅からでて林の中を歩きます。



この駅から5分ほど歩くと駅名どおり「塔のへつり」が見えてきます。
会津の方言で、断崖絶壁のことを「へつり」というようです。



すごい!
ただの断崖絶壁かなと思っていると、とんでもない。
思ってたよりも、ずっとずっと美しい場所でした!!



自然の侵食か人の手によるものか、おーっと驚く景色の連続です。



ここを歩いていくんです。



ぽっかり開いた洞穴、そして積んである石。
あの世の入り口のようです。


7月の気温は高く暑いのですが、でもすごく気持ちのいい夏の昼下がりです。





塔のへつり → 会津若松 → 田子倉 ◆

塔のへつりを後にして会津若松に戻ります。
そして13:08発の只見線の列車に乗車します。

只見線は直通列車が1日に数本しかなく、立ってる人がいるくらい乗客が多かったです。
最初のうちは写真撮影どころではなくて、ようやく撮影できたのが会津宮下駅でした。



列車は只見川沿いの幻想的な風景を見ながら進みます。



会津川口駅に着きました。
只見線の数少ない交換駅で、双方の列車乗客が停車中に外に出ているところです。




列車は16:32に田子倉駅に着きました。
この駅は冬季は営業をお休みする駅で、この頃の時刻表にも臨時駅として掲載されています。
夏のこの時期は列車が停まる為、下車しました。

田子倉駅の駅看板です。
この駅に来るのは2度目なのですが、その頃は国鉄時代の古い看板でした。



田子倉駅はスノーシェルターの中に駅があります。
ですので、やや薄暗い感じがします。



駅中央に階段があるだけで、階段を上がりきったところが出口です。
駅舎はこのような、一見、納屋のように見えます。



反対側の出入り口は木で打ちつけられていて使えなくなっています。



道路に面しているだけで、民家は1軒もありません。
山道の途中に駅があるので、どこに行くための駅なのかも分かりません。
山登りの方がこの駅にテントを張って一夜を明かし、翌朝に出かけると聞きました。
しかしトイレもないし水もないこの駅で大丈夫なのでしょうか。
私には怖くて怖くてムリです・・・スミマセン、へたれで・・・・



駅ノートがあったのでイラストを残しました。
当時の私のイラストは、色鉛筆で仕上げる絵風でした。



この田子倉駅ですがm2011年の集中豪雨で只見線が寸断され、復旧後も田子倉駅は通過扱いになり、
そして2013年3月16日のダイヤ改正で廃止になりました。
この写真が最後の田子倉駅の訪問になりました。

田子倉 → 只見 ◆

ずいぶんと歩き回ったので、体が汗でべたべたです。
温泉でも入ろうかという事で、只見駅にやってきました。
只見駅から徒歩10分ほどのところに只見温泉保養センターがあり、温泉を楽しみます。



丁度そのとき、夕立があり景色が一変しましたが、温泉からでると雨もやんでいました。