2013年12月21日(土)

鳴子温泉(13:03発) → 鳴子御殿湯(13:07着13:51発) → 鳴子温泉(13:55着) ◆

朝6時、締め切った室内とはいえ、少し肌寒くて目が覚めました。
ストーブを入れて、コーヒーを作り、少しずつ活動します。
とりあえず、朝風呂に入るか。
源泉かけ流しで私が一番だったらしく、これがめちゃめちゃ熱くて、水で埋めながりました。
朝から温泉とはなんて、とても贅沢。

朝風呂の後は朝ごはんを食べつつ、朝のひとときを楽しみます。
「今日の予定はどうしようか・・・」
考えていたプランは鳴子温泉→新庄→横手→ほっとゆだ・ゆだ錦秋湖→北上→小牛田→鳴子温泉と、
陸羽東線と北上線をぐるりと1周するコース。

ところが、いまいち行動に踏切れないでいる訳は、昨日の大雪です。
もし列車が雪で止まってしまったら、最悪、鳴子温泉まで帰ってこれない可能性もありました。
「ここはおとなしく、一日温泉を満喫しようかな。」
食後に、温泉に入りながらそう決めました。

10時ごろのっそのそと、行動開始です。
鳴子温泉駅とそのお隣の駅、鳴子御殿湯駅に訪問してみたいと思います。
昼過ぎに宿を出発です。
昨夜は真っ暗で見えませんでしたが、旅館はこんな感じです。
わっ、めっちゃ風情がある!



旅館裏から。
高台の上が鳴子温泉駅です。



鳴子温泉のいたるところに、温泉をくみ上げるやぐらがあります。



鳴子温泉駅に着きました。
駅の壁には、沿線の温泉地が紹介されています。



その前には足湯です。
足湯とは言え、湯の花の舞う、源泉かけ流しの足湯です。




駅2階の休憩室「喜歓舎」に、駅ノートもあります。
夜は施錠され、開いている時は常に管理人さんがいらっしゃる、休憩スペースです。
駅ノートはこれまでに2度ほど描かせていただきました。
子供のらくがきが目立ちますが、可愛いものです。



鳴子御殿湯駅までの切符を買い、ホームに入ります。
昨夜は暗くて写真は撮れませんでしたので、思いっきり撮っておきましょう!






鳴子温泉は交換駅で、鳴子温泉駅止まりの列車も多くあり、上下の列車が顔を合わせる事が多い駅です。
今回乗る列車は、鳴子温泉折り返しの小牛田行きです。
車両はキハ111系+キハ112系。
キハ111とキハ112でペアを組んで運転されますが、見た目はほぼ一緒でトイレの設備がないのがキハ112系です。



4分ほどで、隣の鳴子御殿湯駅に着きました。
この駅は1面1線の小さな駅ですが、観光列車リゾートみのりの停車駅でもあり、ホームは広く作られています。




昔は、東鳴子駅という駅名だったのを、鳴子御殿湯駅に改名したようです。



リゾートみのりの停車位置。



駅舎は最近作られた感じの、小綺麗な駅舎です。




駅舎の中にはストーブが置かれ、小上がり畳の待合室です。
天井は高く吹き抜けで、委託の駅員さんが配備されています。
駅ノートは、ずいぶん昔設置されていましたが、今はないようです。




駅の外に出ます。



駅名はすごく立派な駅名ですが、駅前は静かな少し寂しい温泉街です。
あまり人の気配もなく、一般の人は入浴できない地元専用の共同浴場など、ちょっと一般人は立ち寄りがたい感じがしました。




1時間弱、駅前を散策し、何もすることもなく鳴子温泉に戻ってきました。
鳴子温泉駅付近は大きな温泉街で、あちこちに足湯や立ち寄り湯があります。
向こうの方に、ひときわ大きな湯気が上がっています。
なんだろう?



足湯でした。
寒いので、これはありがたいです。
先客がいらっしゃいましたので、端っこの方にちょっと失礼して・・・



お湯は泉源から直に引いています。
長い木の樋にお湯を流し、自然に温度を下げる仕組みです。
それで、湯気が上がっていたんですね。


すこし熱いですが、いいお湯です。



居合わせた女性と少しお話をして、十分温まったので足湯を後にします。
足湯でも長時間入っていると、汗が出てきます。
あまり汗が出ると冷えて風邪を引いてしまうので、ほどほどに切り上げます。

温泉街をぶらっと歩き、早稲田桟敷湯の前にやってきました。
ここは、普通の公衆浴場ですので鳴子温泉に立ち寄る旅の時はよく利用します。
お湯を汲み上げる設備から勢いよく湯気が出ています。



お昼過ぎごろお昼ご飯を買って、旅館に帰りつきました。
一緒に買ったビールや日本酒は冷蔵庫にしまっといて、夜にじわじわ楽しむ事にします。
まずは冷えた身体を旅館の温泉で温めます。
一番幸せな瞬間です!!

「鳴子温泉、最高〜〜〜〜!」

結局この日は、温泉に入って、少し昼寝して、また温泉に入って・・・・と、この日だけで6回お湯を楽しみました。
夕方ごろからじわじわとお酒を楽しみます。
この瞬間も幸せですねぇ!!

ところで、空いた時間は横になりながら自分のイラストノートにお絵描きを楽しみます。
鳴子温泉駅の足湯が印象に残ったので描いてみました。



描いたイラストは駅ノートに貼りつける予定でしたが、駅ノートを管理されている喜歓舎の職員さんに、
とてもよくしていただきましたので、手渡しで差し上げました。
また、いろいろ地元のお話聞かせてくださいね。


2013年12月22日(日)

鳴子温泉(10:05発) → 新庄(11:09着11:15発代行バス) → 酒田(12:30着) ◆

朝はゆっくりと起き、最後の朝風呂を楽しんで、ゆっくり目に出発します。
3日間の滞在でしたがあっという間の鳴子温泉でした。
さらば、鳴子温泉!
お隣の中山平温泉駅を通り越し、新庄駅に着きました。



新庄駅は、山形新幹線の終点の駅。
つばさが停車中です。
やっぱり新幹線は格好いい!



ここから先は陸羽西線は、何かの理由で長期不通でバス代行になっていました。
酒田までは、快適なバスの旅です。



1時間ほどで酒田駅に着きました。
バスなので遅れるかなと思っていましたが、定刻の列車に間に合います。



酒田駅は羽越本線の大きな駅で、駅にはご当地を紹介する展示が行われています。
大阪の両親に地酒をお土産に送り、村上行きの列車に乗車します。



村上-酒田間は電化されていますが、この間を走る列車はすべて気動車です。
キハ40の2両編成です。



向かいのホームには、きらきらうえつが停車しています!



今はもう廃止されてしまいましたが、寝台特急日本海号、寝台特急あけぼの号の乗車位置のプレートが吊られています。


この後、新潟方面に進み、今夜は金沢まで進みます。